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5月15日 日経平均先物のテクニカル分析とおまけ

週末になりまして週足が完成しましたので、いつもの日経平均のテクニカル分析をしていきます。今週はずっと下げていたのに、金曜日に今までの下げを取り戻すくらいに上げました。ちまたでは、セリングクライマックスを終えて上昇に転じるのではないかとつぶやかれていますが、さて、どうなんでしょう?むずかしく考えずにチャートを単純素直に見て行きましょう。

見やすいので今回も日経平均のCFDの週足チャートを持ってきました。先物チャートとほぼ同じような値動きをするので、気にせず見てください。

今週もずーっと下げていたのに最後の最後で買い戻されて、大きな下髭の陰線になりました。下髭もいろいろありますがどのような下髭なのかが重要です。

今回の下髭も、26000円を下回っていよいよ25000円を挑戦するかというところで大きく買い戻されています。26000円を節目を守って買い戻されたということで、これからまた少し上がるかもしれません。

しかし、このチャートを見てもらえばわかる通り、上値もすごく重いですね。もう5週間以上も上がったり下がったり同じところで上髭と下髭で行ったり来たりしています。赤のラインの高値はずっと切り下がり、黄色いラインの安値が最近少し切りあがりました。みなさん、これをなんていうのでしたっけ?そうです。三角保合(さんかくもちあい)と呼びます。三角保合ってこういう漢字を書くのですよ(笑)

そして、5週線、20週線、60週線が上から長期、中期、短期の順番で、右肩下がりをしています。つまり逆パーフェクトオーダーが完成しています。そして、局面を見る紫の100週線の下のローソク足が入っていますので、完全に方向は下げです。なので、この上げも長くないうちにまた下がるのではないかということを頭に入れて、やっていかなければなりません。いいですか?最後の高値の赤のラインの価格を上回るまでは下げトレンドは終わっていませんよ。

次は日足です。これも、ずっと高値が切り下がっていましたが、少し、高値が切りあがりました。しかし、直近だと安値は切り下がっています。少し、保合(もちあい)になってきました。

日足も26000円を一旦下回ってからの大陽線ですから、少し、相場は強くなってきました。少し上がるかもしれませんが、日足も一応、100日線、60日線、20日線、5日線の逆パーフェクトオーダーですから、まだ、相場は下げ相場です。その中の一時的な上げじゃないかと考えられます。そして、週足同様、各線が徐々に集中してきました。線が集中するということは、保合相場ということです。そして、それはどういうことかというと、上か下に、保合離れを起こすということです。移動平均線はバネのようなものです。集中するといつか、反発してどんと広がります。上か下に大きく価格が動くということです。相場はこれの繰り返しです。どっちに動くか目が離せないでですね。

ここからおまけなんですが、ひとつ気になったことがありました。

これは、WTIの原油先物のチャートです。これも、高値が切り下がってきましたが、少し切りあがりました。そして、安値はずっと切りあがり続けています。典型的な三角保合なんですが、線が集中してきています。

三角保合ながらも徐々に下値が切りあがっていることから、そろそろ、大きく上昇しそうな形になってきていますね。もちろん、三角保合ですから、下に大きく下がることも考えられるのですが、週足、月足は完全にパーフェクトオーダーですから、上に飛ぶことの可能性の方が高いですね。ショートしている人がお気を付けを。


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