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自由の哲学

 自由とはなんでしょうか??

 少し考えてみてから以下の文を読んで下さい。




 今考えた自由は無人島に行けば叶うものでしたか?

 そうであればそれはあなたの望む自由です! 無人島を買うお金を貯めるのがあなたの目標になるでしょう。

 もしそうでないのならそれは自由ではなく、あなたのわがままです。

 なぜならあなたと同じ義務と権利があなた以外の人間にも有る為、あなた以外があなたに奉仕する必要がある自由はあなた以外の人間の権利を侵害する事になり、矛盾を孕むからです。

 自由とは義務と権利を孕むものであり、大別すれば二つに分けられます。

 一つは一切の責任と必要な全ての知識を必要とする義務と引き換えに無人島で自由に振る舞う権利を得る自由。

 会社に出勤する事もなければ服を着る必要すらありません。
 しかし、一人でも生きられるように医学やサバイバル知識、怪我をして遭難をしたら死亡する義務が発生しますし、必要な物は自作しなくてはなりません。
 食べ物も自給自足で自炊が必須です。

 それには膨大な知識が必要になる事でしょう。
 しかし、何をしても誰にも咎められる事はありません。

 もう一つは社会のルールに従い、そのルールの範囲内で振る舞う自由です。
 そのルールとは自分の権利と他人の権利を擦り合わせたものであり、権利を行使するための義務を負う事であります。

 仕事をしてお金を稼いで生活し、ルールを破れば逮捕されます。
 しかし、医学やサバイバル知識も必須では無く、料理も家も何もかも専門家による最高の物を得ることが出来ます。
 分業という人類の宝を手にする事ができるのです。

 私達現代人は社会のルールの中という不自由な中にある自由を求めているのではないでしょうか?

 社会のルールとは私達を縛る鎖であると同時に守ってくれる鎧でもあります。

 お互いを尊重し合い、敬意を持って、この不自由な世界で自由に生きたいですね!

 


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