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ハラスメントを考える。

ほのかです。最近バイトで、テレビで、学校で、いろんなところで耳にする、【ハラスメント】について深掘りしてみようと思います。
まあまあな頻度でアルバイトをしている自分にとってこの言葉は結構身近です。飲食バイトでハラスメント研修を受けたこともあるし、塾バイトでも上司からナチュラルに無意識にぐさっとくることを言ってる時があると評されていたことを知ってもしかしたらハラスメントしたのかなと思ってヒヤヒヤしたこともある。
受け手が嫌だと思ったらそれはハラスメントになってしまうのか。何をしたらハラスメントになってしまうのか、それはいわゆる何ハラスメントなのか。
このままわからないでいると社会人になって困りそうなので、レポートを書くつもりでハラスメントに対する自分なりの解を見つけに行きます。👊🔥
人に見せる形で書くと自分的に頭がスッキリするのでnoteに書いています。めんどくさかったら全然無視、おっと思ったらスクロールでお願いします。🫡


1.【ハラスメント】の原義

文系なのでやっぱり言葉は大事に。笑 ということでまずはharassment という言葉の原義にアプローチします。
harassという言葉を名詞化したらharassmentになるわけなので、、、harassを辞書で引いてみました。☟(weblioより)
(しつこく)悩ます、困らせる、うるさがらせる、苦しめる、(間断なく攻撃して)(…を)悩ます

うーんざっくり!日本のハラスメント問題で難しいのは、何気なく困らせたり苦しませたりしている事案が多発しちゃってることなんですよね。🤔
こうなったら、日本のハラスメントの定義を追います。

2.日本社会における【ハラスメント】

レポートのタイトルみたいになってますけど。ハラスメントの定義を再確認します。☟(厚生労働省より)

職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
なお、客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。

ということで、厚生労働省的には仕事の指導とは関係ない逆らえない指示を求めたり仕事の邪魔になったりしなければ大丈夫ということなんですかね。🤔

でも昨日はドラマを見ていたらホワイトハラスメント略して【ホワハラ】で主人公が訴えられていたし、教育系バラエティでは家庭や夫婦の間でもハラスメントは発生するとかいうし。仕事どころの話じゃなくなってるから困ってる!😠😠

ということでこのハラスメント偏重主義がいつからどうやって浸透したのか、そこを明確にしてみよう!と思ったらまとめ記事がありました。☟

この記事に携わった鈴木賢志教授は、こんなデータを出していました。

ハラスメント被害ランキング 国別

そして考察はこの通りです。直接引用をさせていただくと、

私は、ハラスメントに対する重要性をよくわかっているけれども、対策がまだ遅れていると考えている人が多い国、つまりハラスメントに対する意識の高い国が上位にランクされていると考えています。どの国においても、現在ハラスメントとされている行為の数は、恐らく、昔のほうが多かったはずです。

ですからハラスメントを受けた人の割合が少ない国には、ハラスメントが存在しないわけではありません。ハラスメントが日常的過ぎて、それが悪いことであると意識していない、あるいはハラスメントのあることを承知しながらそれをいけないことと考えていない可能性があります。ハラスメントは世界どこにでもあることです。

うんうん、なるほどね。やっぱり意識高いんだ。でもなんで。
読み進めていくとこんな文章が。また直接引用ですが、

セクハラするような人物だけど、仕事などほかの能力は高く、組織としては有用な人間であると考えられているからでしょう。多少問題があっても、そういう人を組織が守ってきたのです。

ハラスメントってこうやってできたのね、なるほどなるほど。この理論でいくと能力的に劣る人や社会的に弱い立場の人が蜂起して顕在化したのか、、?
いきなりそんなことできるのか、、?🤔

☝️もう一本こんな記事を読んだら、なんとなく答えがわかってきました。
まずハラスメントへの意識が高まったのは性差別反対の機運がきっかけだったと。じゃあ戦後のマッカーサーのおかげかな、、?
国連に加盟したことで世界人権宣言も採択して、世界の人権のスタンダードに合わせようという動きが高まったことも関係しているみたいです。
1980年代にはセクハラという言葉が生まれて、改正男女雇用機会均等法でついに明文化。こうやって上司たちの女性差別は隠せなくなってきたのか。うんうん。そこからパワハラも指摘されるようになって、こまごましたハラスメントが派生し出して今に至るわけですね。つまり。

 日本のハラスメント社会はこうしてできた。

最初は戦後、世界の平等の動きに合わせようと努力して顕在化したある意味で良性の腫瘍だった。だけど、それを弱い立場にある人が乱用していったら今の弱肉強食が反転したようなカオスな感じになった。

めっちゃ納得しました。笑 セクハラとかパワハラとかはまだ日本が世界に協調していくために必要だったとして、あとはそれを口にできるようになった人たちが水を得たように生き生きして具体化して細かくしてしまったわけですね。
フラストレーションすごいな、と思ってしまいますがそれだけ今までの歴史がきっとひどかったんでしょうね、、😅

でもこのままじゃ上に立つのが嫌になる。例えば教育の現場だと先生がスクールハラスメントと指導の線引きが難しくて怒れなくて子供が自分勝手になってしまい悩む、なんてこともあるらしいです。🤔
私も塾講師をしていて、アルバイトの端くれとはいえ成績を伸ばすために大量の演習問題を出したり時には生徒が課題をやってこなければ叱って鼓舞したり、厳しい先生だと言われることもまあまああるけど、一応それなりの気持ちで接しているのでそれをハラスメントと言われたら焦ります。笑
昨日テレビ番組でも、先輩の「休みの日何してるの?」という後輩への質問がプレッシャーとなってパワハラになる可能性があるという話が出ていましたがそんな中で管理職だの統括だのという役割に着いてチームの雰囲気をよくしなきゃいけないのを想像したら恐ろしいですね、、、😅

圧は与えたくないし感じてほしくない。でも多少はコミュニケーションをとって指導はしていく必要がある。この状況の解決策は、これかなと思っています。
3番にいきましょう。☟

3.処方箋

結局掘っていくとハラスメントって、どっしりした(?)上下関係が長年あったのを見直した瞬間にストライキみたいになってそのままずーっと蔓延ってるガンみたいなものなのかな、とわたしは思いました。😢
だから根本の【上下関係】の垣根をある程度なくすのがいいのかなあ、と。
私はまだ社会人じゃないのでこれの難しさがいかほどかはわからないですが、
今属している学生団体でやっていることの中でこれいいな、社会でも使えたりしないかな、なんて思うことがひとつあるんです。
それは、、毎イベントごとにリーダーが変わるという風習です。笑 しかも。
あえて1番ベテランではなくてちょっと組織に慣れてきたくらいの人がやったり、新人で経験したイベントを次はリーダーで経験するというサイクルであったり。そういう風になっているんですね。仕事が覚えやすくなるのはもちろんのこと、フラットという観点で見ればこんな良さがあるんじゃないかと考えてます。😙
リーダーは必然的に先輩の目がほしくなるからいろいろアドバイスを求める。先輩も先輩で頼られたら頑張って教える。リーダーと先輩は最高のバディになる。
後輩はリーダーの指示で仕事をする。初めてだったらリーダーやその同期、その先輩が一緒にやる。後輩はわからないことがあったらすぐ聞くし、キツイなと思ったら相談する。なんとなく関係ができてきてリーダーや先輩の人となりを知る。別の仕事でその時のリーダーが無意識のうちに厳しいことを言ってもその裏側の気持ちがなんとなくわかる、、、かもしれない。もしかしたらフォローしたり宥めたりできるかもしれない。

もし、はじめの一歩がフラットから始まったら。カチカチの上下関係と認識の食い違いで起こるパワハラは減るんじゃないかな、と思います。😌
それに優位劣位がない分言いたいことも言えるし気持ちも素直に表現できる。
抑圧していたものを一気に流すようなことがなくなれば、お互い苦しくない。

学生の理想論にはなっちゃいますし実際難しいのもわかっていますが、こういうことができたらもう少し簡単になると思います。🙆‍♀️

とっても長かったですがスッキリしたので終わりにします。笑
お付き合いいただきありがとうございました。☺️


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