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【京都】美しい庭園が魅力!眺めても歩いても楽しめる詩仙堂

行ってよかった観光地、京都の詩仙堂についてご紹介します。

京都といえば清水寺、金閣寺、伏見稲荷大社など有名な観光地がたくさんあります。その中でも個人的に推したいのが詩仙堂。庭園を眺めるのが好きな方には特におすすめです!

雰囲気が最高!

私が初めて行った時は、まだ知る人ぞ知る隠れ家的なスポットでした。現在は、春のサツキと秋の紅葉が有名で、国内外から多くの参詣客が訪れています。

1方向から眺める庭園の風景の美しさとしては、島根県の足立美術館(こちらも日本庭園が有名)と並ぶくらいの感動を覚えました。

「名前は知っているけど、実際どういうところなの?」という方や、庭園が好きな方の参考になればと思い、ブログを書いてみました。

詩仙堂とは

ししおどし発祥の地

京都市左京区にある詩仙堂は、国の史跡に指定されている由緒あるお寺です。日本庭園といえば思い浮かぶ方も多い「ししおどし」は、詩仙堂が発祥の地と言われています。

山深い当時の京都では、鹿やイノシシの進入を防ぐ実用的な役目もありました。

カポーンカポーンと音を立てるししおどし。風流です。

伝説的な逸話の多い石川丈山

詩仙堂は江戸時代の武将・文人として活躍した石川丈山(いしかわ-じょうざん)が造営しました。隠居後の住まいとして59才で造営をはじめ、91才で没するまで暮らしていたそうです。

さらに、丈山は長身(6尺1寸、1.84m)で、漢詩や書にも長け、作庭の知識も豊富だったと伝えられています。徳川家康のスパイだったなんて説もあり、面白い逸話の多い人物です。

石川丈山像。晩年の姿ですね。

アクセス

最寄り駅

詩仙堂は、京都市左京区の住宅街の中にあります。周辺には宮本武蔵ゆかりの地八台神社や、徳川家康ゆかりの圓光寺があり、落ち着いた雰囲気を堪能できるエリアです。

京都市街からは離れたエリアになりますが、足をのばす価値は十分にあります。

最寄り駅から詩仙堂までは、
◇市バス「一乗寺下り松町」下車 徒歩約7分
◇叡山電車「一乗寺駅」下車 徒歩約15分

当時もらったパンフレットに記載された地図。ご参考までに。

京都駅からはバスで約48分、電車で約20分です。ちなみにタクシーだと20分ほど。費用は倍以上かかりますが、時間も節約できて坂道を楽々のぼれるのがメリットです。

坂をのぼって!

私は京都駅からバスを利用して行きました。最寄り駅でバスを降りたら、ややきつめな坂道をひたすら歩いていきます。しばらく歩くと住宅街の中に詩仙堂の門が見えてきます。

控えめな門構え

京都観光は徒歩でまわることが多いので、覚悟はしていましたが、着くころにはちょっと息切れが(笑)詩仙堂の風景をみたら疲れも吹き飛ぶので、がんばりましょう!

詩仙堂の見どころ

春のサツキ、秋の紅葉

詩仙堂は、5月のサツキと10月の紅葉が有名です。
海外サイトでも取り上げられ人気の高いこの季節には、外国人観光客も多く訪れます。

本殿から眺めるサツキと紅葉の風景は、ひじょうに絵になる美しさです。

春のサツキ。新緑がすてきなシーズンです。
秋の紅葉。言うまでもない美しさです。

シーズンオフはどんなかんじ?

シーズン中はとても混雑するので、あえて季節をずらして訪れるのもおすすめです。

美しく整備された庭園なので、シーズンオフでもじゅうぶんに楽しめます。
初夏の鮮やかな緑や、冬の雪景色、それぞれ違った詩仙堂の良さを見せてくれます。

人混みを避けて静かな時間を楽しみたい場合は、朝一や拝観時間終了前の時間が狙い目です。

余談になりますが、作庭した石山丈山は、毎日すみからすみまで庭を掃き清めるのが日課だったそうです。いつ訪れても素晴らしい庭園を堪能できるのは、その精神がいまも伝わっているからなのでしょうか。

散策できるのも楽しい

詩仙堂のお庭は、自由に散策することもできます。

本堂から階段を下った2、3段目の庭園が、散策できる回遊式庭園です。本堂に隣接する庭園を含め、全部で3段の構成になっています。

回遊式庭園では、歩きながら植物を間近に観察することができるので、より身近に自然を感じられますよ。

2段目の回遊式庭園。四季折々の花が植えられ、池のある風景を楽しめます。

京都観光に行く際は、ぜひ詩仙堂まで足をのばしてみてください!

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