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20240515 沖縄へ⑬

数日前に書いた『沖縄へ④』の
記事の中で出逢った
うちなんちゅのお兄さんは言った

『行ってほしいとこがあるんすよ。水が流れてて、ただそれを見るだけの場所なんですけど、。水を見るために行く場所っす』と

人間、べろんべろんの時こそ本音が出る

いちゃりばちょーでー
(一度会えば、皆兄弟)

あの晩、杯を交わしたあのお兄さんは
確かに酔っていたと思う

ということは本気で『普段は観光客にお薦めするのは憚られるけど、本当は行ってほしい場所』を忖度なしで教えてくれたはずだ

そんな訳で
GoToザ・垣花樋川(かきのはなひーじゃー)


『ひーじゃー』てのは湧き水から引いた泉の事

沖縄では山羊の事も『ひーじゃー』て言う
同音異義語やね

正確には樋川の方は
『ふぃーじゃー』と発音するらしい

沖縄の沖縄人による沖縄人のための
沖縄語の同音異義語の区別の仕方やな、、


要は山の中の水場です
ただそれだけの場所

山道ですが近くまでは車で行けます

スクーターを停めてから徒歩五分で行けます

分かりやすく地図で説明すると、ここ


到着


ここも御託は要らんすな

水ってここまで透き通れるんですね、、、

水道の水より透明
コンビニのミネラルウォーターより透明

ただただ聴こえる音は

水の流れる音だけでした


ほげーっとして
気が付けば40分ぐらいそこに居ました




ひーじゃー越しの空と海



少し汲んで帰りました

一生の宝物が出来た




坂を降りてバイクへ戻る

しかしここらも海のすぐ傍なので
あっちもこっちも絶景

お仕事をおサボりになっておられる先輩
お気持ちお察し致します
そら働いてられませんよね

かきのはなひーじゃーのすぐ近くにある
『なかんだかりひーじゃー』

こっちは国指定の重要文化財らしい



そんでからガソリンを入れた

ガソリンスタンドのお姉さん曰く
『おうじまの天ぷらは、奥のお店の天ぷらがおいしいですよ』との事

結構何日も前から「おうじまの天ぷらが美味しい」と色んな地元民から聞いていた

俺は「おうじま」というお店の天ぷらが美味しいんだと思っていたが、本日の予定を組んでいた昨日の夜、ようやく気付いたのだ

「おうじま」は屋号ではない
奥武島という名の島だ

奥武島は、本島の南端から橋で渡れる小さい島で、スクーターでも瞬殺でぐるっと島内一周出来るような小さい島で、だから海が絶景で、で、その島の中に有名な天ぷら屋さんが二軒あるのだ

地元の人も日曜とかに海を見に行くついでに天ぷら食べに行ったりするプチ名所なのだ

なんやそれ 最高やな


『天ぷらはいっぱい食べたから、天ぷら屋はもういいかな』と危うく旅程から外してしまう所だった



あれ島っぽいぞ


橋があるぜ

どうやらあれが奥武島だ



無論、手前の店と奥の店、両方行く

手前の店


もずく天うまし

さかな天もギュッと身が詰まってて旨かった




奥の店

あーさ(青のり天)は渡された時びびる

たこせんぐらいでかい



みんな奥の店が旨いと言ってたけれど
(確かに奥の方の店が明らかに繁盛していた)

手前のお店も充分美味しかった

奥のお店は混んでる分、回転が早いから常に揚げたてが供されるから必然的に旨いというのもあるかもしれない


沖縄には沖縄の歴史がある

本州で織田だの豊臣だの言っていた時代も
沖縄は沖縄で争ったり統一したりしてたのだ


竜宮神の拝所

画像で観るといまいち伝わらないけれど
実際に観ると結構大きい岩だ
家一軒分ぐらいある

あの岩の上で拝むのか?
いやそれは無理か、、
あの上に登るのはちょっと不可能な気がする

しかし凄い絶景やな、、、



ところで手前のお店は『中本鮮魚天ぷら店』
奥のお店は『大城天ぷら店』という

だが沖縄人は全員『手前の店』『奥の店』
と呼んでいたし店名も知らなそうだった
きっと覚える気もさらさら無いのだろう

せやな、、
二軒しかないならそれでいいもんな、、、




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