20240606　矢野絢子於拾得

TAT

2024年6月25日 16:52

村上隆展を観てから、ぶらぶら散歩

祇園の一銭洋食

まぁお好み焼きの先祖みたいなやつです

お好み焼きなんやけど豚じゃなくて牛肉
そして生卵がとろーり

最高

知り合いには『観光客向けの食いもんやぞ』って笑われるけど、てっとり早く京都っぽい牛肉のお好み焼きが食えるから毎回来てまう

鴨川は納涼床の季節ですなぁ

昔からよく言う鴨川あるある

『等間隔に並んで座るアベックたち』

どのぐらい『あるある』かというと

論文になるくらい『あるある』です

レストラン菊水

南座の向かいにある大正五年創業の洋食店

森見登美彦の小説にも出てくるお店

んで四条大橋を渡ると対岸には
東華菜館という中華料理のお店があります

ここには日本最古のエレベーターがある

ちなみに写真手前には三つ葉のマークでおなじみのヤサカタクシーが走ってます

京都の老舗のヤサカタクシーさん
京都中で1300台の車両が走ってますが
その中に4台だけ『四つ葉のクローバー』のヤサカタクシーが走ってるとの事です

京都の人間でも見たことある人は少ないです

昔は全然興味なかったのにおっさんになってきたらニシンそばも食いたなってくるなぁ、、

パンの志津屋
小学生の頃からの心の味

ソフトなフランスパンにタマネギとハムを挟んだだけのシンプル激うまパンの『カルネ』がメディアでもよく取り上げられてて有名

でもね
カルネも旨いけど俺は『カスクート』が好き
ハード目なパンにハムとチーズ

志津屋のパンは何かを足したりトースターで温めたりはせずにそのまま食うて下さい

京都はパン文化
神戸に負けず劣らずのパンの街なのです

姉小路麩屋町(あねこうじふやまち)にある
平野とうふさん

ここの豆腐屋さんも有名です
近く通ったら買うべき

近所の有名な料亭やホテルも軒並みここのお豆腐を使ってて北大路魯山人とか白州次郎が愛した味やってゆうから相当なレジェンド店

京都は
鴨川を源流とする豊富で清廉な地下水脈の町
せやから豆腐が美味しいねん
パンが美味しいのもそういう事やと思う

市内にある大昔からの老舗の豆腐屋さんは自前の井戸を持ってはるとこが多いからね

ちなみに京都の地元民は観光地の湯豆腐なんか別に食べませんし俺もお店の湯豆腐とか食べた事ない

だって町内の豆腐屋さんがパープー鳴らしながらリヤカーで売りに来はる豆腐が超旨いからね

さてさて夕方からはライブへ

ゆうても、おばあさんがてくてく歩いてるこんな町家だらけの住宅地のどこにライブハウスが？と思うなかれ

あるんですねーここに
酒蔵を改造したライブハウスが
(ちなみに俳優の佐々木蔵之介さんの実家の造り酒屋もここのすぐ近所にある)

拾得(じっとく)
1973年創業

磔磔(たくたく)とか都雅都雅(とがとが)とか
京都には漢字のライブハウスが多い

この拾得さんも名門です
シュガーベイブ時代の山下達郎が酔客にヤジ飛ばされつつ演奏したとゆう因縁の小屋
高田渡、憂歌団、サザン、
過去に結構すごい面子も来てる

くるりも去年ここでやってました

んでも素人の飛び込みライブもやってたりしてアットホームで居心地がとても良い場所です

何もない日は料理食べてお酒飲むだけで楽しい

で本日は
矢野絢子

ずいぶん昔ですが彼女の『夕闇』という曲に心を奪われて朝から晩までそればっかり聴いてる時期がありました

2004年リリースやからもう20年前か、、、
そらそうか、MDで聴いてたもんなぁ、、

彼女が拾得でやると知って
矢も盾もたまらずチケットを取った次第です

自分は実はこの区域の小学校の出身でして
拾得は半ズボンでミニ四駆握りしめて走り回ってた頃から目にしてたライブハウスなのです

体の空いてる今年、その拾得で矢野さんがライブやるって神様が『観に行けや』てゆうてはるなぁと思って、参戦してみた次第です

ゆったり呑みながら開演を待つ最高の瞬間