一級建築試験の難しさ(学科試験)

お疲れ様です。

本記事では一級建築士(学科試験)の難しさに関して述べたいと思います。

一級建築士試験は以下で構成されております。
①学科試験(一次試験)5科目
・計画(20問)
・環境・設備(20問)
・法規(30問)
・構造(30問)
・施工(25問)
②設計製図(二次試験)

今回は①に合格することの大変さに関して述べたいと思います。

まず、過去5年の合格率に関して述べます。
・R4年21%(受験者数30,007人)
・R3年15.2%(受験者数31,696人)
・R2年20.7%(受験者数30,409人)
・R1年22.8%(受験者数25,132人)
・H30年18.3%(受験者数25,878人)
上記より合格率は20%前後で推移していると言えます。

次に、過去2年の合格基準点に関して述べます。
・R4年 
①計画11/20点
②環境11/20点
③法規16/30点
④構造16/30点
⑤施工13/25点
総得点91/125点
・R3年
①計画10/20点
②環境11/20点
③法規16/30点
④構造16/30点
⑤施工13/25点
総得点87/125点
※学科試験は各教科の足切り点があり、その上総得点の足切りラインが定められます。

上記より、以下が言えます。
・例年各教科の足切りラインは約50~60%
・総得点は70~80%程度

学科試験で難しい点は以下です。
・不得意科目があると教科の足切りで不合格となる
・全教科を60%程度取得しても合格とならない
・上記2点より不得意教科なくかつ得意教科で点数を伸ばす必要あり

学科試験は生半可な気持ちでは絶対合格できません。
各教科と真剣に向き合い、ミスなく当日を終えることが必要になります。

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