見出し画像

実践の振り返り「絵描き歌をつくろう」

「さんちゃんが さんぽして 三円もらって 豆かって~」

絵描き歌の実践を行った。日本で昔から遊ばれている「絵描き歌」を楽しもうというのが今日のめあてだ。子供たちが楽しく活動することができればいいなと思って授業を始めた。

子供たちは、絵描き歌にすぐに夢中になっていた。絵描き歌を書き終わると、すぐに「見て!見て!」「変になった!!おかしい!!」と大騒ぎになった。絵描き歌には、友達と交流したくなる秘密があるのではないかと思った。

私も黒板に大きく絵を書いていった。絵が苦手な子供たちが安心できるように、あえてへたくそに書いた。「先生に勝った!」「先生上手じゃない!」と子供たちは嬉しそうだった。上手に書きたくなるんだなと思った。絵描き歌は、歌と一緒に書くものだけど、歌が終わっても絵を何度も修正している子供がいた。納得のいく絵を書きたいという気持ちが子供にはあるんだな。自分が下手だと思われたくないなという気持ちが強いのかなと考えた。

「さんちゃんが」「かわいいこっくさん」「くまさん」などいくつか絵描き歌を行ったあと、グループに分かれて絵描き歌をつくる活動を行った。【低学年の子供たちも知ってる動物】というテーマで作り始めた。

選んだ動物の画像を検索している子供。YouTubeで絵描き歌を調べる子供。グループみんなで協力して絵を書いている姿。絵描き歌をつくる活動にはたくさんの学びがあるんじゃないかと思った。「かわいいコックさん」の歌詞を参考にしている作品もあった。今日の授業を行って、絵描き歌にどんな学びがあるのか考えたい

【絵描き歌】を通して、どんなことが学べる?

①わらべ歌の創作につながっている。

饅頭1つありまして ゴマを二つふりかけた~

これを絵描き歌にすると、自然とわらべ歌のリズムになっていた。わらべ歌をたくさん歌った子供たちのパフォーマンス課題になるのではないか?

②口伴奏を入れることで、リズムの学習にもなる?

チャララララン・ララ・チャララララン はい! 

饅頭1つありまして ~

③協働的な学びになっている。

絵を書く。絵描き歌の歌詞を考える。実際に歌いながら書いてみる。この過程で、友達と協力したほうがいいなと思う場面が多く出てくる。

歌いながら書いてみるときに、A君が歌う。B君 が書いてみるというようなことになるからだ。グループのみんなで歌いながら書くことができれば、自然とわらべ歌のリズムにあっていることになる。

よりよい実践にするために

①一度みんなで絵描き歌の作り方を勉強してみよう!

例:くまさん 

②グループでつくるときに、イラスト屋の動物の絵を提示しておこう。

③つくり終わったら試すことができるゾーンをつくってもいいかも

例:黒板 ホワイトボードなど

④学習のめあてをどうするか

グループで協力して絵描き歌をつくろう。

身に付ける力 ①協力して作品をつくる力 ②リズムを合わせて歌う力

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?