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実践振り返り「春の海・AI美空ひばり」

AI美空ひばり

卒業まで残りの授業が2回になった6年生。楽しく音楽の授業を終えるのか。真剣に何かを伝えるのか。ぐるぐる考え続けて今年はオープンエイドな問いを考える授業を行うことに決めた。

ウクライナとロシアの戦争。様々なニュースがあるけれど、一回目はAi美空ひばりの是非を考える授業とした。

この授業は今年の5年生でも行ったものである。今回は、授業の組み立て方を変えて行っている。5年生では、①美空ひばりさんの川の流れのようにの鑑賞②歌い方の特徴を考える③初音ミクの歌い方と全然違うことを押さえ、Ai美空ひばりの「あれから」を鑑賞という流れだった。この場合、特徴的な歌い方の美空ひばりさんをAiで表せることがすごいという感想が多かったと思う。

今回は、まず問いを提示した。子供に教師からどーんと伝える形である。「Aiでなくなった人の歌声を表現すること良い?悪い?」とした。そして、授業開始時の考え、賛成・反対・どちらでもないをロイロノートのアンケート機能を使って共有。アンケート機能では、棒グラフとなって集計されるため、すぐに賛成・反対・どちらでもないの人数がわかる。この立場を明らかにしてから、AI美空ひばりプロジェクトの鑑賞をした。

多角的に考える

映像を見終わった後、YouTubeやTwitterから選んだ意見①賛成②反対③どちらでもないを提示し、それをもとに自分の考えをもたせるようにした。いろんな意見があるんだ。そして、どれが間違っているということではない。そのことに気づいてもらいたいなと思う。

子どもの姿

休み時間、仲良し女子二人組が話をしていた。AIは気持ち悪いと思う。といった内容だ。休み時間にも授業の話をしていたのがうれしいが、気持ち悪いという正直な感想は授業では言いにくいよなとも思った。自分の意見を素直に言うこと。これは大人でも難しいので、なおさら難しいことだなと思った。Bくんは授業中、とっても悩んでいた。賛成の意見もわかるけど・・間違っているわけではないけど・・こんな風に真剣に考えられることが素晴らしいと思う。


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