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実践の振り返り「Music-1グランプリ」

本日行った実践「Music-1グランプリ」を振り返ってみる。

この実践は、「春の海」を楽しく鑑賞したいという思いから行った。「尺八・琴」による春の海と、「フルート・ハープ」「バイオリン・ギター」「ピアノ・マリンバ」の春の海を比較鑑賞していくのだが、ただ比較鑑賞するだけでは興味を持たないのではないかという不安があった。そのため「M-1」グランプリを真似して、「Music-1グランプリ」を行った。これは、「尺八・琴」コンビ・「フルート・ハープ」コンビ・「バイオリン・ギター」コンビ「ピアノ・マリンバ」コンビの演奏を聴いていき、それぞれの演奏に100点満点の点数と審査員コメントを考える活動だ。頭の中で授業を考えているときは楽しく活動できるかなと思っていたが、今日の授業を行っていて反省点が多く見られた。(なんか、思ってた感じとちがうな・・? あまり良い授業じゃないなと授業を行いながら思っていた。)

そもそも自分は何をしたかったんだろう。普通に授業をしたら面白くないんじゃないかな・・ そんな思いがあって、なんだか目新しいことをやろうと思っていたのかもしれない。目新しいことをやることが目的になってはいけないのに・・

「尺八・箏」の音色と「フルート・バイオリン」を比較していくことで、それぞれの楽器の音色の特徴が明らかになっていく。私はその音色の特徴をつかませるために、比較鑑賞をしたのだと思う。今日の実践で子供たちは音色の特徴をつかむことができたのだろうか・・ここは子供の目線から授業を捉えなおす必要があるのではないか。

まず、4つの演奏に点数をつけていくという内容は子供たちからしたらどうだったのだろうか。

最初より2つめの演奏のほうが好きだな。3番目が一番よいな。4番目はあまり好きじゃないな。このような聴き方をしちゃうのではないかな。

漫才だったら、一番面白いを基準にしているよね。今回はそのような基準があったんだろうか。一番日本っぽいのは・・?であったら、それは「尺八・箏」になるだろう。一番好きなのは・・であったら完全な好みになってしまいみんなで話し合う共通の土台がなさすぎる。一番美しいと思うのは・・?一番おだやかだと思うのは・・?一番心にぐっとくるのは・・?

子供たちは完全に好みで点数をつけていき、コメントを書いていっていた。子供たちからしたら、どんなコメントをつければよかったのだろうか?マリンバの音色がやわらかくて素敵だったから、この点数にしました。フルートとハープの音色の重なりが美しかったのでとか?

例えば基準があったらよかったのかな

「尺八・箏」を100点とすると何点かな??このようにしたほうがわかりやすいか・・!これなら基準がはっきりするし、比較鑑賞もできる。この場合だったら、圧倒的に良いと思う人が多かった「尺八・箏」に子供たちは固まらないかも・・!

コメントは、なぜ 点にしたかというと ~ こんな書き方?

子どもが学びの目標を自覚して、基準がはっきりあったほうがよかったなあと思いました。。


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