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共同作業所のパン屋さん

まだ、就労継続支援事業といった制度がなかった頃に、保護者達が協力し、ハンディがある子ども達に《就労の場を…》と…全国的?に、就労の場が作られました。共同・共働作業所といった名称で。

場所作りとして、社会福祉協議会の1室を借りたり、保護者が資金を出しあって、家を借りて開所する形が多かったと思います。

現在は、共同作業所から就労継続A・B型事業及び生活介護型に移行しましたが。

ある事業所ではパン屋を営業(パン作りも)しています。

私が働く社会福祉協議会に、週2回ほど作業所から販売に来ていました。

殆どの作業所では、クッキー作りやパン作りをしているところが多かったように記憶しています。

 この作業所は、今では立派な店舗を構えて、店舗でも販売しています。

この作業所からパンの販売がある日は、社協職員もパンを買うようにしていました。

元気な通所者は、パンの売れ行きが余り良くないと、「パンを買ってください…」と直接、職員に言いながら声を掛けていきます。
内向的な通所者は、パンの側で黙って待っていました。計算は、電卓でします。傍らで作業所の職員が見守ります。

自治体によっては、《作業所の販売》に全く協力しないところもありますが、当自治体では、色々な面で惜しむことなく協力していました。

住民としては、暮らしやすい町です。

私が、業務の面談に出かける時に、その作業所の数人の通所者と出会うことがありました。その作業所に通うことが、とっても楽しいような、弾む足取りでした。

*パラリンピック等は、ハンディがある人にとっては、生き甲斐・目標になっています。

この作業所も通所者にとっては、《パラリンピック》同様の生き甲斐になっているようです。


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