修了考査振り返り(R2-R3)【会計】

こんばんは、ユーです。

今回から科目別の振り返り・考察を行っていきます。

修了考査の試験順に書きたいと思いますので、初回は会計です。

令和2年度

勉強時間:10時間
成績:B
振り返り:全然勉強できなかったので、とにかく論点を忘れがちだった。連結等も計算に自信が持てず、解答に時間がかかり、理論(IFRS含む)もほとんど分からないまま解答。正直途中で心が折れてしまった。
    結果、時間が全然足りず、一枚白紙で提出する異常事態。終わったと思った。しかし、白紙で提出した箇所が問題不備で全員正解となり、まさかのB。自信なく解答した連結や退職給付もある程度正解していた模様。

令和3年度

勉強時間:55時間
成績:B
振り返り:前回の反省を踏まえ、十分とは言えないものの、弱い論点・うろ覚えの論点を中心に対策した。IFRSも主要ポイントに絞って覚えた。
    試験本番は前年より多少易化したこともあってか、比較的自信をもって回答できた。IFRSも勉強した論点から出題された。ただ、税効果の注記は、実務で未経験なこともあり全く分からず、適当に埋めただけとなってしまった。
    結果、前年と同じBだったけど、今回は実力で勝ち取ったB。あわよくばAが欲しかったけど、税効果全くできなかったので、まぁ満足。

考察

会計はある意味勉強の仕方が一番難しい科目であると言えると思います。

全範囲しっかり勉強しようと思うと、適用指針や実務対応報告を読み込み、例題も解き、IFRSも…となり、限られた勉強時間(400時間程度)でこなすことは非常に困難です。

もちろん、監査法人の方が実務を行うにあたって、それくらい読んでおけ…というのは分かりますが、監査法人以外に所属されてる方で、実務上もあまり必要ではない方もいらっしゃると思いますし(私もこちら寄り)、試験対策としては、費用対効果を考えると、余力がある場合を除きあまりお薦めできません(会計にたくさん時間をかけるなら、税に充てた方が無難)。

では、どのように取り組むかというところですが、まずは何と言っても「計算の基礎」をしっかり固めることだと思います。
(論文までは理論に力を入れていた私ですが、修了考査に関しては、計算の方が費用対効果が良いと思いました。)

論文と同様に個別の会計基準があるものの中からよく出題されますし、その中でも連結はかなりの頻度で出題され、かつ、問題量も多いです(企業結合もセットなことが多い印象です。)。

また、論文よりもさらに基礎的な問題が出る印象ですので、会計基準のある分野の基本的な論点を網羅的に押さえていくのが良いのかなと思います。

では、一方の理論はどうするのかと言うと、私はシンプルに予備校のテキストを頼りました。

CPAのテキストは修了考査用に重要度のランク付けがされているようですし、TACのテキストは最初からコンパクトにまとまっていますので、重要だと思われる箇所を中心に、時間をかけすぎずに押さえていくのが良いのかなと思います。

その上で、知らない問題が出た場合は、自分なりに考えて解答すれば良いと思います。
(この辺りの私見は「知らない問題への対処(番外編)」の記事にまとめています。)

自身の感覚及び協会からのメッセージを鑑みると、会計は大きく論ズレしなければ部分点来る可能性があると思いますので、知らなくても諦めずに解答しましょう(時間かけすぎない範囲で)。

また、IFRSですが、これは見る限りCPAの教材が優秀そうに見えます。

ただ、私は残念ながら所有しておらず、またTACのIFRS教材は時間的にこなしきれそうになかったので、

あずさ監査法人様が年度ごとに公表してくださっている
「IFRS®基準と日本基準の主要な相違点」をもとに主要論点を押さえました。

主要な差異を中心にコンパクトにまとめていただいているので、時間がない中で対策するにはちょうど良かったですし、本試験でも一定程度自信を持って解答することができました。

以上、「会計」に関する感想・考察でした。

勉強法を迷われている方に対して、少しでもお役に立てば幸いです。