修了考査振り返り(R2-R3)【経営】

皆さんこんばんは。

主要科目を書き終えてホッとした勢いで残りも書こう…と思っていましたが、結局期間が空いてしまいました。

今回は経営です。

経営と倫理は勉強時間こそ少なく済むものの、個人的には稼ぎ科目という意味で重要視していました。

令和2年度

勉強時間:3時間
成績:B

(第七問)
財務分析は引っかけがないのであれば、それなりに回答できていると思いたい。
ただ、経営では珍しく時間が足りなくなり、1ヶ所解けなかった。

(第八問)
ITは記号問題が多く、ある程度は解けていると思いたい。
IoTとビッグデータが出てこなかったのは情けなかった。

(総評)
この科目は合格点欲しい。

令和3年度

勉強時間:6時間
成績:A

全体的にちょっとクセは感じた。

第五問は、財務分析の問題が減って、ド直前でたまたま見ていた委員会設置会社とFCFがそのまま出て、一人でテンション爆上がり。
(ただ、FCFは最初間違えると芋づる式で失点するので怖かった。ダミーデータっぽいものもあったし。)

事前に見ていないとひどい出来だったかもしれないので、本当に助かった。

第六問は、ITと言いながら、日頃の職場でのコロナ対応(オンライン会議の注意点など)を基に解ける問題もあり、取り組みやすかった。

システム開発の問題についても、前職・現職の実務経験等を基に、しっかり書けた。

期待通りAが取れて良かった。

考察

得点源にしたいと言いながら、びっくりするくらい勉強時間は少なかったです。

試験直前に通りいっぺん流して見て試験を受ける感じでした。
(合格年度は正直運もありましたが。)

あれだけ時間を割いて勉強した税がCで、ちょろっとやった経営がA。

これが現実ですね。

第七問(財務分析等)は財務分析が必ずと言っていいほど出ますが、近年は他の論点も出ますね。

特に、令和3年度のように、ファイナンス論から出題された場合は、公式を正確に覚えてないと芋づる式で全然点が取れないこともあり得るので、しっかり対策しておいた方が良さそうです。

財務分析については、論文式試験と同様に、一通り指標を覚えることはマストで、そこから分析したことを文章で回答する必要があります。

ただ、修了考査においては、経営分析というより、粉飾決算の兆候について書かされることが多い印象ですね。

商品・拠点別のセグメントにおいて、売上や売上債権が不自然に膨らんでいっていて、不正の兆候や種類を回答するみたいな。

監査論かよって何度も思った記憶です。

他はコーポレート・ガバナンスも出題されるんじゃないかと思い、対策を心がけてはいました。 

デリバティブは…出るんでしょうかね?


第八問(IT)については、正直あまり対策できませんでした。

なお、全般統制と業務処理統制だけは厚めにやりました。

ITについては、前職でIT・プログラミング等の研修を結構時間をかけて受講したり、基本情報技術者の資格を取得したり(入社前に求められた)、
現職では会計システムの管理・更新を行ったり、IT統制のリスク評価手続(監査)を受けたりと、一定程度の実務経験等があったので、ある程度はできるかなと思っていました。

なお、TACの経営(IT)テキストは、なかなか良いものだと個人的に思いますので、TAC受講生で、実務経験がなくIT分野が不安な方は、まずはテキストを熟読されるのが良いのかなと思いました。

もちろん時間に余裕があるのであれば、IT委員会研究報告等を読むのも有益かとは思いますが、私自身はその余裕がありませんでした。

正直、ITについては、思いもしないところから出題され、その場で考えて回答することも少なくないので、たくさん勉強したとしても費用対効果は何とも言えないかもしれません。

なお、令和3年度は成績がAだった方が多めだった印象なので、もしかしたら来年は少し難しくなるかもしれません。

しかし、比較的短時間で6~7割以上狙いやすい科目であることに変わりはないと思うので、費用対効果を意識しつつ、第七問を中心に覚えるべきところを覚えて、高得点を狙っていただけたらと思います。


以上です。

残るは倫理…頑張ります。