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療育手帳申請

最重度から重度の間に入るかな、という感覚

温和な柔和なその方は、指で紙面のその辺りをなぞり示しながらそう言われました。

えっ、と、思わず声が出てしまった。


昨日、Dちゃん、21歳と1日の日に、知的障害者更生相談所に面談に行ってきました。
療育手帳申請のためです。

強い緘黙、緘動の症状のため、一切の知能検査は受けられないなか、つまり明示的な数値に頼ることのできないなか、私との二時間以上にわたる面談と簡単な書類(私の答えたアンケートのようなもの)を見ての、抱かれた彼の所感。

帰りの車。
疲れ果て、助手席でただただ眠るDちゃん。
これまでのいろんなことが浮かんでは消え浮かんでは消え、断続的につうつうと流れる涙に前が見にくくて困る。


帰宅しすぐに、先程告げられたばかりのことを伝えたら
夫はそうかそうかと大きく笑って、うんうん頷いた。

夜になり、一日の労働の疲れをソファに横たえて目をつむりながら彼は言いました。


でもDはかわいいし、いい子だよ

Dはいつも元気だよ 健康がいつだって一番大事

Dと二人で旅行に行こうと思う


ここに至るまでの経緯については、また折に触れて少しずつ綴っていこうと思います。




※「知的障害者更生相談所」
 この、「更生」という文字に衝撃を受けました。同じように違和感を感じている方、多くいるのでは、と思います。

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