女王様のオナーリー

7月13日 木

昨日と今日で、めちゃくちゃ話してました。
書くことも話すことも自分の内なるものを放出するプロセスなので、アウトプット自体はしているかな。

11日に受けた新しいアルバイトの面接、採用されたらしい、と今でも実感が湧きません。明日就業条件などの面談をするけど、大事なビジネス場面なので、時間は短いかもしれないが、大切にしたいと思います。
思うけど、外国人として、語彙力はすごくコンプレックスだし、いつでもうまくコミュニケーションをとる自信もないから、ずっと恐縮してました。先生に対しても、日常的な場面においても、畏まって接してました。
でも、いつからか、だんだんと客観的に物事を見る目がついて、日本人だって、言葉がうまく出ない時がある、仮に自分が母語を喋ってるとしても、伝えられない時もある、ということを、分かってきたような気がします。そして、怖気付かなくなったようで、年上の方とでもごく普通の友達みたいな会話ができるようになったのです。

今のバイト先では、自分は一番年下で、学生スタッフとして仕事は時々任されているけど、パートの方々よりはダントツに量が少なく、暇な時は自分の机の前に読書したりものを書いたりできるし、甘やかされているようにすら思います。自分の学校とはいえ、皆さんは優しすぎます。
そんな優しい塊の中に、一人、女王様がいます。女王様は、周りの方に疎まれています。仕事していない学生を見ると、すぐ細々と普段聞いたこともない小さな仕事を振る。新人スタッフが右往左往していると、生産性のないやつだって言わんばかりの顔で高速な説明をし始める。そして、新人スタッフのやったこともない仕事を、メールで任せる。高圧な態度で心理的安全性がないと言われている。まあ、ここは〇の指示に仰ぎましょう、と仕方なく嘆かれたりする。…
年紀の長いスタッフは皆自分なりの「闘い方」(?)を身についているし、オフィスの生態に馴染んでいるけど、一人新人スタッフは、まだ見つかっていないようです。言われるがままに、困りきっているように、私には感じています。そして、私は、女王様に怖がらないし、そんなにこき使われてもいないようです。
でも、カルチャーのおかげか、そもそも、母国の人々の中には、女王様のようなやり方をする方がかなりいるので、自分にはなんとも思わない、あるいは、それぐらい私を使っても文句はない、と思っている自分とは真逆に、職場のJapaneseたちには、女王様はハラスメントの源であるように思われています。しかし同時に、彼・彼女たちには、彼女にストレイトに立ち向かうような魂胆はない、あるいは、和を壊さないという名目のもとで、なるべく穏便に、波風を立たせずに、ことを済ませようとするのです。
まあ、自分は、一観察者として、時々この緊張関係を楽しく眺めているので、むしろドラマチックで刺激的な日常が送れてすごく面白がっているけど、それを面白く思わない人もいるってことを思うと、なんともいえない気持ちになります…
今月いっぱいで、ここを去ることになる、と仲のいいお姉さんに告げて、すごくショックを受けてらっしゃる。前回話したあそこのバイトが決まったらしい、と隣席のお兄さんに伝えたら、寂しいよ、と言われた。また、他の皆さんと同じことを言わなきゃならないかと思うと、ちょっと辛くなります。せっかく慣れたのに、せっかく仲良くなったのに…ここのみなは、就活中、いっぱい話を聞いてもらって、力になってくれたし、いつも世話になっているのです。女王様も、いつも私に笑いながら挨拶してくれるし…しかも、彼女は彼女なりに、本気で仕事をやり遂げようと思っている、と私には見えます。ただ、人付き合いが拙いだけかもしれない?教えるのが苦手なだけかもしれない?昔の私のように。

明日は、新しいバイトの面談です。悲しむ時間もなく、来週の面接に備えながら、新しい仕事を覚えることになるかもしれません。
あ、今日、本を三冊買いました。雑誌と日本の話題本と翻訳本です。読んでる本も山ほど積み重なっているのに笑


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