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はじめに

こんにちは、牛飼いからIT会社社長になったくまごろです🐻

そんなたいしたものではなくて黒毛和牛の牧場を経営しながらクラウド管理システムを作る会社をやっています。

異質にも程があると自分でも思っています。未だに自分でもよく分かっていない事が沢山あるのですが分からないなりに見えてきた事がありますし分からないというお客さんの気持ちがボクには痛いほどよく分かります。

他にも初めてやってみた法人経営とかワロエナイ事ばかりです。

このblogでは毎日起こるワロエナイ事や日常、経営ってなんや?とか🐻クッキングやボクの唯一のチャームポイントの営業の大事さについて書いていきます。

先ずはボクの学生時代から。

東京農業大学の農学部に入学したのは田舎にうんざりしていたからだ。

誰も自分の事を知らない土地に行き自由に生きたいと思っていたボクは大学の4年間どころか10年ほど実家に寄り付きもしなかった。

入学して初めて学んだのは東京農業大学名物の大根踊りだ。最近は全く踊っていないが多分何の違和感もなく踊れる位に身体に染み付いている。正式名称は青山ほとりって言うんだ。昔は青山に大学があったらしい。ボクの時は世田谷でとても良い環境だった。

入学して半年くらいは真面目に大学に通っていた。

そこからひたすら遊んだ。

書けないような事ばかりなのでそれはまた気が向いたら書く。

四年生になり進路ってものを人並みに考えたがバブルが弾けて二年目、世の中はとんでもない不況真っ只中でそもそも求人というものが無い。あるのは怪しげな会社やMRと呼ばれる医者相手の営業の仕事ばかりだった。

ボクは求人とか出てなくても大手企業の門を叩いてみた。そもそも大学にまともに行ってなくて最低な成績表を引っ提げて行くのだけどなぜか重役面接くらいまではどこもしてくれた。

ある大手企業で君たちは殴られても平気か?って質問されて他の学生は『理由があれば』とか言う中、『平気です。殴り返します❗』って言うたら採用された。ちょっと大丈夫なんかこの会社って思った。

素行不良なせいか築地でマグロを扱う研修に放り込まれてこういう生活悪く無いなと馴染んでいたら辞令が出てある会社に放り込まれた。

これが島流しって言うやつかなと思ったがそもそもエリートコースを歩きたいとか思ってる訳ではなくどれがエリートコースかも知らんくらいなので面白そうやなって思った。それに入社即、島流しって無いやろって思っていた。

初めて聞くその会社は行ってみたら島流しかもって思わせる雰囲気満載だった。

工場の周りで浮浪者がいっぱい寝てた。寒くなると焚火をするんだそうだ。焚火???

取り敢えず入社試験を受けさせられた。ボクが送り込まれたのには理由があってその理由はここの社長しか知らないって事だ。

この会社にはとても多くの問題があってこの社長さんがうちの会社に頼んでグループ会社になったばかり。

この会社の問題は一族支配による競争力の低下と営業力のなさ。
社内政治の方は別の人間が担当になり、ボクは取り敢えず営業担当になった。

後に聞いたが上手くいかなかったら解体して売り飛ばす予定だったそうだ。

でもこの会社の社長はとても必死だった。必死で会社を何とかしようとしていた。
飲みに行くと軍歌しか歌わないし飲尿用法というオシッコ飲む以外はとても熱心な技術者だった。しかし経営者ではなかった。

社内に入って分かったのはこの会社に営業という部門が無かった。あれ?ボクは営業として入ったハズ。

いるにはいるが御用聞きみたいな感じで学校給食や問屋商売というものだった。

この会社が素晴らしかったのはその技術力でめちゃくちゃ美味しいものを作る事が出来た。

ボクは辞令を受けて東京で1人営業をする事になった。

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