愚かさ

地方のガラガラの指定席
次の予定はまだ未定です
1K3畳で流す涙
明日にゃ忘れまた怠惰
登りつめて行くほど
死に際が恐ろしい
引き際もわからず
崖にも立てず何もない平原
酒で視界霞め酩酊
愚かな人たち
一時の嘘に色めき立つ時
絶望で広がる宇宙を漂う

影もなく慈悲もない消えてく
敢えて理解求めず辟易
愚かな人たち
律儀にルールだけは守って
盗人にやられて空虚を彷徨う

愚かな人たち
歩き続けよ
生物として終わる時
軽薄で可愛い己を呪え
せいぜい地獄で許しを請え
神よどうか罰したまえ
そして虫にでも生まれ変われ

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