一筋の光

虚無感の暗闇の中で、蹲っている貴方、
泣き疲れて顔を上げられない貴女、
暗闇のマントに包み込まれて呑み込まれる前に、静かに眼を閉じて、心を整えて、ゆっくり、ゆっくり、深呼吸。
整うまで、ゆっくりよ。
ゆっくり、眼を開けると、一筋の光が下りてくるよ。
その光を、道標に、どんどん登って見て
手や足に傷がつく。暗闇の中は、ゴツゴツの岩だらけだけど、光を目指して。進んでも進んでも暗闇で疲れたら、元の寝床に、戻って、静かに眠ってね。体を休めてね。また、起き上がって、光を目指して、今度は、一度進んだ道だから、暗闇だけど、楽に登って行けるよ。
トンネルは、長く感じるけど、大丈夫。
諦めなければ、必ず、光りが導いてくれるよ。
貴女が辿り着いた扉から、一筋の光りが射し込んでるでしょ。後は、貴女が、その扉を開くだけ。貴女が開くんだよ。
怖がらないで❗逃げないで❗
扉を開いて光の世界が現れて、そこには、光に包まれた貴女が微笑んでいるよ。良く、頑張ったね。