見出し画像

ギター演奏は脱力できればこっちもの!

教本などみて始めたけど思うようにできない
いつまで経ってもスムーズに弾けない
そんな人は当てはまるかも 意外と多いです


✨はじめに

何をするにも身体の使い方は大事。今までできなかったことがあっさりできてしまうこともありますので、悩んでいる人は読んでみてください。

筆者がギター教室を始めて気づいた事、、、それは必要以上に力んでいる人が多いということ。
人によって力み方も様々で、大抵の人は力んでいる自覚がありません。

初心者用の教則本や初心者向けのyou tubeなどは、見る人が脱力できている事が前提で進めているので、必要以上に力んでいる人はそれに気づかず弾けるようになれなくてやめてしまう。もったいないですね。
せっかくギター買ったのに。😭

人間自分を客観的に見ることは難しいですが、自分はどこがどういう力み方をしているのかしっかり認識することが大事です。
そして必要以上に力んでいる人の場合、実際に押さえたり弾いたりする前の段階から直していく事が重要だと感じます。

ギター講師で力みや脱力、いわゆる身体の使い方を教えられる、研究している方はもちろんいらっしゃいますが、圧倒的に少ないでしょう。
またそういう教則本も今のところ見当たりません。

みなさんちゃんと弾けるようになってほしいという思いで、うちの生徒さん用に書いたテキストを元に、生徒さん以外の方に向けて少し書き直してみました。
参考にして頂ければ幸いです。

✨ギター演奏における脱力とは?

脱力しっぱなしではギターは弾けません。
必要な部位に力を入れ、必要ない部位はリラックス。
このように力をコントロールすることがギター(楽器)演奏における脱力
です

✨なぜ力んでいると上手くいかないのか?

ギターを弾くのに力は使いますが、必要以上の力は必要ありません

必要以上に力んだり肩や足など余計なところが力むと必要な動きを制限してしまいます
肩、肘、手首、指の関節がロックされ自由に動かなくなり、柔らかく正確でスピーディーなコントロールができません。

他にも
ピッチが狂う
リズムがぎこちない 
疲れて長時間の演奏ができない
怪我につながる恐れも
楽器もいい音で鳴ってくれないなど、、、

デメリットは多く、メリットはないと言っていいです。

力んだまま無理やり練習しても弾けるようにはなります。そういう人も知っていますが悪い癖もつき、いいギターとは言えません。

これはギターに限らずベース、ドラム、バイオリン、スポーツなど何でも同じです。

✨力みの種類

一言で力んでいると言っても、人によって力み方が違います。
・手が丸まる方向に力む(すごい力で弦を押さえる)
・手を反らす方向に力む(押さえるのとは反対方向)
・腕全体、肩、足など他の部位が力む

自分はどこがどう力むのか認識しよう!←これ重要です。

✨力みの原因

*精神面がかなり影響してくると思います。

・人は潜在的に脱力への恐怖心があるように感じます
・早く弾けるようになりたくて焦ってしまう、ムキになる
・教室など通っている人は、お金払ってるから勿体無いという気持ち
(小、中、高生にはない大人限定の気持ち)
・初めてやる事、慣れない事に対する緊張
(人前で話すのも慣れないと緊張しますよね?)
・左または右手に集中しすぎてしまう
まだ他にも色々あると思います。

ギターを弾くことは楽しい事。変に緊張したりせず精神面もしっかりコントロールして落ち着いてやってみよう!

*元々力みやすい人(体の癖)

何かをするときに上手くやろうとして必要以上に力を入れても、結局身体が上手く使えなくなるだけで何もスムーズにいきません。
闇雲に力を入れるのではなく力み方を知ることです。

✨こういう状態なら、、、

初心者の場合、ギターを弾くのに必要な筋力がなくまだ何もコントロールできないが、脱力はできている状態。
この状態から練習して握力がついてくればコントロールできるようになっていきます。
まずはこの状態を目指そう!

✨自分の状態を把握する(エアーでやってみよう)

ギターを構えて、左は軽くネックを握って右は軽くストロークをやってみよう。
ここで脱力できてないといけないです。

次はギターを構えてネックを握ったらギターを外します。持っている時と外した時の力み具合を感じてみよう。
ギターを持っているときに力む、外しても力む。

どちらの状態もまだ弦を押さえていないので、ここでも脱力できていないといけません。

エアーで脱力、そして脱力したままネックを軽く握れるようになればとりあえずOKです。

✨少しだけ筋肉の話

エアーで脱力と言っても実際は力が入ってる筋肉があります。
上腕二頭筋(力こぶ)と三角筋(肩)の前側。
簡単にいうと腕の重さを支えているから力が入っているわけです。
思いっきり力を入れているわけではないのでそれ以外の部分は脱力です。

専門的な筋肉の動きに関しては頭の片隅に入れておく程度で構いません。

✨どうですか?

今回は、頭で理解する内容をメインにしました。
今回のポイント⬇︎

力んでいる自覚を持つこと
どこがどういうふうに力んでいるのか認識した上で脱力する

ギターは誰でも弾ける楽器です。諦めず練習してみてください。

次回は力みと脱力を感じる練習から、実際にギターを持っての練習を投稿していこうと思います。

今回の投稿を読んでもっと詳しく知りたいという方は
TSUNODA Guitar Clinic つのだまでお問い合わせください。masa0zr6128u@gmail.com

また次回、ではでは。👋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?