1日貸切(前編)
タクシーで堀之内へ向かい、
そそくさと店内に入った…
このオレ渋谷飛燕がこんな所にいることが
わかったらまたなにを云われるかわからない…
「お待たせいたしました。宝田様、
本日は貸切ということで、誠にありがとうございます」
誰もいない…
「カードでいい❓」
「失礼致します」
クソ姉貴め…1日貸し切りはいいが
他に女を3人もつけろと要求してきやがった。
「ユウキは、飛燕と2人きりになることを
怖がっているようでね。他の女をつけるなら
という条件だ」
「おい、まさか姉貴の目の前で犯れってことじゃねーよな‼️」
「さすがにそれはないようだが、気をつけてくれよ。乱暴なことや店に迷惑をかけるような
ことは…」
「やらねーよ」
とにかくユウキとヤレればいいんだよ❗️
末永くな…
カーテンが開くと浴衣姿のユウキが頭を下げていた…
「久しぶりだな」
「今日はありがとうございます」
表情は固い…
部屋へ通されると2人の女も浴衣姿であった。
「どうもーあっしヨウっていいまーす」
ショートの女がコートを外し、
ユウキがそれを受け取り、ロッカーに入れる
すると浴室の方にいる金髪の女が
「宝田さん!まず風呂入んないかい!
いい湯だよ♨️」
「いや、それより…」
浴衣姿のユウキのうなじを見て我慢がならない…
「まあまあ、焦んないでさ背中流しやすよー」
ショートの女が勧める。
結局勧められるままに裸になり、
ショートの女と金髪の女がバスタオル一枚になり、オレの身体を丁寧に洗う。
「ねぇ裸になんないの?」
「へ」
「ここ特殊浴場なんですけど」金髪が答える。
「は?」
「風呂入りにきたんでしょ。お客様ぁ」
ショートの女が笑う。
ユウキはベッドで待機している…
なんだこれは‼️
「おい、ふざけんなよ。こっちは大金払ってんだぞ!素っ裸になって、盛り上げろよ」
「お客様…まあお楽しみは後々…
とりあえず湯に浸かりましょうや♨️」
金髪がニッコリ笑い、下を泡立て丁寧に洗う。
「うう…」
「気持ちいいですかァ」
ショートの女も背中を丁寧に流す…
しかしもっとエロい洗い方をするんじゃないのか?丁寧であるが、性的な感じがない…
泡を流されて、浴槽に浸かった…
確かにいい湯だ…ただ風呂に入りにきたのなら
極上だ
「スバルさん」
ユウキが飲み物を持ってきた。
「ありがと」受け取り、こちらに渡してくる…
「キンキンに冷えたコーラだよ。好きなんだろ」
確かにコーラは好きだ…CMにも出てる…
コーラを飲み、2人の女は相変わらずバスタオル一枚巻いて、風呂の縁に座っている…
ユウキはまたベッドの方へ戻ってしまった。
まぁ今日1日時間はある…
徐々にエロい感じになっていくのかな
とりあえず足を伸ばし、湯船に身体を預けた。
湯からあがり、バスタオルで拭いてもらい、
椅子に座ると、着物を着た小さな女が増えていた。
「宝田様…本日はお越しいただき誠に
ありがとうございます」
ユウキも後ろに座り深々と頭を下げる。
「あんたが4人目?」
「ここを取り仕切らせていただいております
レオナと申します。本日は盛大におもてなしさせていただく…」
「いいからそういうの…早くユウキと犯らせてよ!」
「まぁ、まずは酒を用意いたしました。
ユウナ…酌を」
「ハイ」
今度は酒を用意してきて、ユウキがグラスを
渡して、ビールを開けた。
「どうぞ」
「我々も頂いてよろしいですかな」
レオナという女が聞き、
「勝手に飲めよ。それより」
「あーヨウっすじゃんじゃんお酒お願いしまーす」ショートが電話機で伝える…
「ユウキ…これ飲んだらいいよな❓」
「…もう少しお話ししませんか?…
飛燕君が来てくれて、とても緊張してるの💕」
甘い囁きに、悪い気はしない…
少し飲むか…
「ところでお二人はドラマで共演したって聞きましたけど、どんなドラマなんすか?」
知らねーのかよ。このオレが主演の傑作ドラマだぞ。
「生徒会長戦っていう小説を原作にした。学園ものです」
「宝田殿が生徒会長役かい?」
レオナという女が聞く。
「最終的にオレが当選して終わるが
その選挙戦をリアルに描くんだ。
ライバルたちとの心理戦…裏工作
討論会…
悪いけどそこらへんのちゃちっい学園ものとは
一線を画すものだぜ」
「ユウナは何役」金髪が聞く。
「元生徒会書記ですね。イジメられている所を
飛燕君に助けられて、推薦人になります」
「なるほど…イジメられるのか…」
「…ハイ」
「へっへー😏」金髪がビールを飲み干し、
ユウキに近づく
なんだ…これは
続く
ホントにありがとうございます😭 さらによい作品を作り還元していきたいと思います♪