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シーズン2最終章 「デルタ」(完結)

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2021夏、日本はデルタ株の脅威が訪れる。 そのなかで団 勇もまた、感染する… ついに麗菜と昴は 自らの運命と戦う決心をする… 様々な三角関係が崩れ、また再生する… 2人の未来を…
お値段張りますが、満足できる出来栄えです。 単発売りはしておりません。
¥200
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#コロナ禍

目糞、鼻糞を笑う

「馬鹿じゃないの! こんな時に風俗とか、気持ち悪すぎる!」 エリカは旦那が汚物にしか見えない。 キモいラインを見つけて背筋が凍る🥶 「いやね、麗菜ちゃん、かわいいんだよ あの娘が困ってて…」 汚物がくだらないことをほざいている 「ねぇ状況わかってる❓パンデミックだよ。 非常事態なんだよ。不特定多数のキモいオッサンの体液まみれなんだよ!」 吐き気がする… 「ねぇ出てってよムリムリムリなの 売春婦とヤッた奴と同じ空間にいたくない」 汚物はぶつぶつ言いながら出て行った。

ステイホームで親子喧嘩

金牛宮 昴こと椎名 藍は 自宅のベランダで日光を浴びながら ヨガをやってみた。 彼女は現在休業の道を選んだ。 常連客も色々大変なようだし、 自宅で過ごしている。 彼女は横浜市西区戸部にある分譲マンションに母親と二人で暮らしている。 母親は整形外科医で 経営している病院にいてほとんど帰ってこない。 実質一人暮らしのようなモノだ。 しかし、珍しくだが、その母親が 帰ってきた… 「あれ…久しぶりね。仕事は?」 確かに何ヶ月ぶりに顔を合わせただろうか。 「休業中」 「ええ、

ラーメン屋 星岡の選択

団 勇は父親の万太郎に呼ばれて、 戸部の星岡に向かった。 「オヤジ、リモートでやろうぜ! ソーシャルディスタンスが取れねぇよ」 「横文字を使うな‼️これがある‼️」 「それ、アベノマスクか?」 「そうだ‼️これさえあればコロナなど 大丈夫だ」 「というわけでな、星岡さん… 非常事態宣言中は店を閉めよう。 我々会員もアンタのラーメンが好きだ。 だがな、世間の目もある…なぁ❓」 「弥生、あとは任せる」 話を聞いて、料理長は厨房に戻る…やはりこの対応だ。 ほんとにウンザリする。

テレワークしながらソープ嬢と遊ぶわ🥴

「よいのだよ。流行病でヨーロッパの人口が 半減してイスラム圏が侵略を開始する バチカン陥落だよ。これはウケるよ」 「いや、あのですね狩屋先生…確かに このライトノベルは宗教戦争をテーマにしてますが、あくまで架空の名称にしてあってですね」 「フン、こんなもんキリスト教とイスラム教 だとバレバレではないか。我々が制作費を出すんだよ。徹底的にヨーロッパ中心社会を 破壊してくれたまえ!」 「一応、原作者の愛沢先生の意向も…」 「黙れ‼️作家風情が出しゃばるな!映像化してやるだけで泣い

俺のヨーグルトソースを飲め‼️

公園にはコロナにうんざりした人々が散歩している。 そこに黒髪のスタイル抜群の美女が 野良猫と戯れている。 「お姉さん」 「…私ですか?」 「いい目だねぇ…実にいい」 「あ、あの」 「あそこの屋台にケバブが売ってるんだ。 どう、ご馳走するよ!」 「…ありがとうございます。じゃあ」 マスクをとるとケバブにかぶりつき、美味しそうに頬張る。 「やっぱりかわいい😍なぁ、ねぇ このチリソースをかけると絶品だよ」 「いえ私はヨーグルトソースの方が…」 「ダメダメ、ヨーグルトソースなんて

全肯定聖女SS

「あ、オッパイ!オッパイィィ」 「かわいいですね😍よしよし」 「ボクねイジメられてるの!」 「どうして❓」 「ボクがね、麗菜に会いにいくから フキンシンだってみんな怒るんだよ❗️」 「そうなんだね。大丈夫だよ ユウくんはなにも悪くないよ」 「ホント‼️ボク悪くないよね!」 「大丈夫よ」 「怖いよーコロナウィルスからボクを守って〜」 「大丈夫だよ。ちゃんとマスクしてね 手洗いうがいすれば、大丈夫❗️」 「怖いよー麗菜、なんとかしてよー」 「お熱も毎日測ろうね」 「怖いよーチン

奇人変人一家

「もう、あかんかもしれん」 万太郎は弱気だ。 勇の状態はかなり悪く、命の危機が迫っているということだ。 「あいつなぁかなり不規則な生活をしていたようでなぁ、奥さんがいてくれたらなぁ」 あの役立たず… ソープ嬢になることを許可したのは 父、雄士だった。 私を通さず、直接、父親に頼み、 結婚の話も破棄にした。 法的に、葉月の保護者は父親である 雄士であるから、この手続きはなんら問題なく 私が知らないと抗議しても、後の祭りであり、 葉月はしばらく椎名藍の家に逃げ込み、 高校