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初めての凍結胚移植

前回の採卵を終えて無事に卵子を採取し
(卵子が採れることが当たり前じゃない)
精子と受精させました(顕微授精)。 

この後の流れは2パターンに分かれました。

❶新鮮胚移植
 メリット:採卵終わってそのまま移植できる
     ので早く終わる
 デメリット:卵巣の負担が強い

❷凍結胚移植
 メリット:採卵後、生理が来た後移植する
     ので子宮の環境がいい
     着床率が高い
 デメリット:凍結・融解のため胚にストレス
     かかる、高価

私は❷凍結胚移植を選択し、
採卵後生理をこさせ一度リセットし、
自然排卵しないので
投薬で低温期〜排卵前の状態にしました。

それから最善のタイミングで凍結胚移植をし、
移植後は
黄体ホルモン補充という投薬方法で
排卵後の高温期を持続させる状態
をつくる治療法になりました。

この移植に最善のタイミングというのが
凍結胚(受精卵)のグレード
とっても左右されます。

結局受精卵は卵子と精子という
細胞から出来上がっています。
細胞が新しければ元気だし、
その細胞からできた胚も元気で勢いがあります。

元気な受精卵は細胞分裂のスピードにも勢いがあります。

その細胞分裂が最初の状態の受精卵を
初期胚といい
細胞分裂がある程度進んだ状態の受精卵を
胚盤胞といいます。

そして初期胚、胚盤胞にもグレードがあります。
元気か弱めか、形が綺麗か、
それぞれ成績をつけられます。

この頃私は意味をよく分かってなかったので
細胞の成長度合いによって
名前が変わるんだとイメージしてました笑


私の受精卵は初期胚のグレードCという状態で
凍結されました。

A〜Eまで成績があって(病院による)
Aになればなるほど元気で
細胞分裂が綺麗に均等にうまくいった胚です。
なので私のはまぁまぁ。綺麗ではなくいびつ。

初期胚は大体受精卵が
2〜3日成長が進んだ状態なので
排卵してから割と早めにお腹に移植します。

こっからはもう子宮の中で
また細胞分裂し育ってくれることを祈る!

そして私は排卵後の高温期が保てないので
黄体ホルモン補充するのですが
これが本当にめんどくさい!笑

毎日7時 15時 23時きっかり
飲み薬デュファストンと
膣錠のルティナスをいれます。

勤めてた歯医者の午後の診療スタート時間に
膣錠の時間だったので、
みんなが忙しくバタバタする時に
私はトイレに消えてました笑

本当はみんなごめんって思いと
孤独な気持ちとでいっぱいだったなぁ

なので私のアラームは
それぞれの時間の1分前に鳴る使用笑
特に23時はもはや膣錠のために一旦起き、
朝7時の膣錠は時には駅のトイレだったり笑

そんなこんなで初期胚を移植し
生理予定日に血液検査をし妊娠判定をするって流れです


そして陰性。

もう一個受精卵を凍結していたので
それも後日移植しましたが、陰性。


グレード良くないし
期待しないようにと思ってたけど
いざ陰性だとめっちゃ悲しくて泣きました笑

筋トレもサウナもしすぎは良くないっていうから
すっごい我慢したのに、、!
お酒も飲みすぎないようにしたし。。
あれか?大会の後だったから体に負担だったのか?

てかめちゃくちゃお金の無駄遣いなんですけど、、

周りのみんなはトレーニングして大会目指して
思いっきり好きなことできてて
お酒飲んでもタバコ吸っても妊娠できるのに
なんで私は?

これ読んで誰かに嫌な思いさせたらごめん。

自分で決めたことで誰も悪くないのに
本当に隣の芝生が青くて
葛藤がものすごくて
やっぱり過去の経験のせいなのかとか
無理やりこじつけようとする自分が
とってもとっても嫌だったし
そんな自分にも気づかないようにしてました。


「まずは胚盤胞を目指しましょう」

当時の担当医から言われて
こんな高い金払ってるのに
今のあなたではダメですと言われた気がして
本当に悔しかったなぁ、、!

けれど絶対に改善して
次は超絶グレードの高い胚盤胞をつくってやる
と決めました。

やっぱり私は0か100かの人間です笑

そしてグレードの高い胚盤胞を作ることと、
今まで自分が大会のためにしてきたことが
やっと比例してきたのです。

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