グレた経緯
グレていた時代がある。
人にキモいだとか、死ねと言っていた時期もある。
僕はこの時の自分がボロボロであったと感じる。
理由より結果だと人は言う。
グレた理由、経緯を書かせて欲しい。
小学校低学年の時、僕は姉と近所の
小さいショッピングモールに行った事がある。
自分は、当時きっと姉から嫌われていた。
保育所の時から化粧品が好きで
母親の口紅を保育所に持っていって
自分の口に塗っていた。
口避け女のようになったのは言うまでもない…笑
思いっきり叱られた。
キラキラして見えるものが好きだった。
ショッピングモールで自分がお年玉を使って
手に入れたのは口紅だった。
小学校低学年が口紅を持っていたら、まぁ身分不相応になるのだろう。
これどうしたの!!と強い語気で言われて買ったと小さい声で言う。
お姉ちゃんとショッピングモールで買った‼️と。
正直に言ったのだ。
母が姉に問い詰めたとき、姉はこう言った
「○○(僕)が、盗んでた。」
いくら、取ってないと叫んでも
母は善悪の判断が付かないのだと
ショッピングモールに僕を連れ出し
頭を下げさせられた。
信用ないんだなと、そこで家族に絶望した。
それでも、お姉ちゃんと言うだけで僕は姉が大好きだった。
僕は此処で嘘を付く事を覚えた。
お古の自転車に乗っていた時も
だっせぇ自転車wと言われたり
返すから!!と何度も頼まれて返ってこないお年玉をあげたり。
背中!!と差し出されて寝るまで揉んだり
あんたなんか生まれてこなきゃ良かったのに!!と
打たれて鼻血を出したり。
兎に角、家が居心地が良いと感じた事が無かった。
でも、自分もクソガキなので子供部屋と用意された部屋を
姉と二人で片付けもせずお兄ちゃん何だから!!と
妹の世話をさせられていた兄が親に怒られていたり。
それでもやりたくないと駄々をこねたり。
クソガキであった事も事実としてある。
こう言う、お兄ちゃん何だからお姉ちゃん何だからで
二人はめちゃくちゃ我慢を強いられて
僕が可愛がられているとでも思ったのだろう。
何度も関係を修復しようと奮闘しても
専門学校でデジカメが必要と言っていて
母は甘やかさないと、僕がお年玉をはたいて買って渡したり。
姉は付け上がっていって
兄は口数の少ない引きこもりになった。
人と話す事が極度に怖くて苦手になった僕は
中学でネット配信中毒者の廃人
リストカットにODを繰り返す狂人になった。
姉が友人を家に連れてくる度にストレスで腕を切って
連れてくるの嫌だと腕を見せて姉は気持ち悪いからやめろと言った。
当時の僕は、ボーカロイドと音楽と、配信と、自傷しか無かった。
世間での我が家の評価は、
母親と姉しかまともな人間が居ない家。
外面の良い人は子供時代甘えられなかった人。
姉が横暴なのも僕が生まれたせいだ。
自暴自棄な時、未成年で身分証を偽造し
水商売に走った事もあるが向いていなかった。
人を信じれない故に信じたいそのバランスが破綻していた。
看護補助者として真面目に働こうとして
年齢の差と、出来の悪さで僕は自信を失った。
こう言う環境の人は、彼氏も。
浮気やらストーカー化やら色々あった。
だから彼女に落ち着いていて、精神もマシだった。
関係がもうなくても、今も何処かで子供と幸せに生きていて欲しい。
数年引きこもっていた時代もあるし
勉学も途中で放り投げた。
こんな問題も解んないの?と姉に鼻で笑われた時
無知は恥だと、誰にも勉強を教えて欲しいと言えずに。
授業はいじめも耐えつつ真面目に通って聞いてたから
例えば小数点の割り算で45÷0.5の時、どうして45より
割り算なのに数が増えるのかって逆に聞かれた事もある。
分かりやすい!!と言われた時は嬉しかった。
45円を1で分けるなら45円のままで
1もないから、この場合は元の数より増える。
掛け算で小数点だと数が減るのもこれの逆ってだけ。
0.5を1にするには×2で、45×2と同じなんだよ。
45÷0.2なら45×5で225
45×0.5なら22.5、÷2でも22.5
45×0.2=9
)━ ←こんな記号使うのが一般的だけどね。
だから普通に割り算して、消した0を右に付ければ
数は増えるけどそれで合ってるだけって言う。
こんな拙い説明でわかったって事は相手が賢いんだろうね。
知識は裏切らないから好き。
でも何の役にも立たない。
未成年で煙草も吸ってた。
酒も飲んでた、たまにだけど。
自分がグレてると言われて思われても、否定しない。
だってグレてたし。
真面目と言われても否定しない。
だって真面目だし。
ずっと矛盾の中で生きてる。
正しさも、間違いもどうでも良いし
グレていても真面目でも
信じて欲しいって感情が強いのは
信じてもらえなくて深く傷付いた過去があるからだ。
でも、信じて欲しいなんて言える訳もないんだよ。
水商売した事がある人って不信感あるでしょ。
多数はそうだと思うよ。
多様性とか言って薄れてきてるけど
本来あの職業は憧れてはいけないジャンルだと思う。
偏見ないよ!!って言う人も信用してない。あって欲しい。
でもある人はそこでチェンジ。
全部の過去を美談にする程、出来る程。
僕は胸を張って善人と言えないし
美談でもなんでもねぇ話を
どうにかなるさって無責任に言えない。
もう少し、もう少しだけで良いから
自信が持てていたら良かったと思うし。
小学生はガキだから!!中学になればいじめなんか無くなるよ。
そんな期待も抱きたくなかったし
どうして自分が嫌われていたのか知りたかった。
将来の夢を全部現実を見ろで潰すのも。
でも自分の人生だから。
自分で自信を付けられなかった自分のせい。
何処で人生を間違えたと思うって聞かれたら
生まれてきた事が間違いだと思うから
素直に正直にそう言わせて欲しい。
幸せに生きる未来を描こうにも、
独りで山奥に居る想像で固定されている。
僕は、人が怖いし信じられない。
信じてる人も居るには居るけど
言う事は聞かずに自分の考えで今は生きてる。
人を信用しようと思った時に僕は裏切っているらしい。
自分の弱さに引いていく。
そして、離れていくんだって怖くなる。
人に弱味を見せる必要は無いんだろうね。
良くなろうと頑張る内に、僕は僕じゃなくなっていった。
そんな僕を好きと言う人を僕は信じていない。
努力を認めて好きとかじゃ無いから。
努力をしてないクズって言う人も居るから。
僕が僕で居て良いんだって思えない。
キャンドルと魔女って言う漫画を知ってるだろうか。
悪魔の僕でさえ生きているんだから君が死ぬ理由なんか無い。
こんなクズでも生きているんだから
弱くても傷付いて居ても仕事が出来なくても何でも
人が死ぬ理由なんか無い。生きる理由もない。
自分がどうしたいかだけに思う。