自殺未遂とは

自殺未遂の定義とはなんだろう。
自らの命を断とうとして、不本意にも生存してしまうことが即ちそうなのだろう。

死にたい、と思って首を自分の手で締めることは自殺未遂になるのだろうか?それとも自傷になるのだろうか?

私の中で自殺未遂といえば、首を吊ってる状態で発見されて、ギリギリ間に合って助かったり、オーバードーズして助かったりするイメージがある。

だから私が過去にしたことは自殺未遂になるのか未だに曖昧である。

一度、私は首を吊ったことがある。
カーテンレールにダウンジャケットをくくりつけて、椅子に立って首を吊った。

結果はわかるとおり。
私は今こうして生きているので死んでいない。

首を吊った後、視界が真っ白になって私は床にいた。
何で床にいたのかはわからない。
自ら首吊りをやめたのかもわからない。

その後私は動かない身体をベットまで這いつくばって戻り、泣きながら実家の母に電話した。

誰かと話していないと、死んでしまう、と思ったから。
勝手に衝動で死のうとしてる自分と、それに抗おうとしてる自分がいた。

あまりこの時の記憶はないけど、確かにこの時"このままだと死んでしまう"という意識はあった。

今思えばカーテンレールに首を吊ったところで途中でカーテンが体重に負けて折れると思うので、どっちみち死ぬことはなかっただろうけど。

だけど、これは自殺未遂になるのだろうか?
自殺未遂をした、っていう感覚がまるでない。
でも、これが自殺未遂でないとしたらいったいなんなのだろう。

あともう一つ。
これも自殺未遂だと思っていなかったし、なんならこの事を考えるまで全く覚えていなかったのだけれど。

高校生の時。
すごく部活が辛くて本当に辛い時があって、
走っている車に飛び出したことがあった。

それもあわよくば怪我か死かっていう短絡的な思考ではあった。

運転手の人に対してすごく傍迷惑な申し訳ない事をしたと思う。

運転手さんがちゃんとブレーキ踏んでくれたから、何処も怪我せず何事も無かった。
飛び出した瞬間身体全体が冷たくなった事を覚えている。

今首を吊ったり車に飛び出したりしろと言われたら絶対できないけど、辛い事や感情が抱えきれなくなって視野が狭くなるとこんな事が出来るようになってしまう。

自分でもびっくりだ。

だけどこれらは自殺未遂になるのだろうか。
誰にもこんなこと話した事が無いのでいまいちわからない。

p.s.でも、本当に死のうとしてたら首を吊らずに窓から飛び降りるし、車に飛び込むんじゃ無くて電車に飛び込むよな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?