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中学受験 表現の言い換え練習 第2回

中学受験で、習う知識項目に以下のようなものがあります。

文の決まり(文法)、
和語・漢語、
ことわざ・慣用句、
反対語・類義語、

これらを、知識でしかないと思って学習するのは、間違いです。(キッパリ)
難関校では知識単独の出題はほとんどありません。読解問題の一部ではだすことはありますが、超難関校ではまずないです。(灘中の一日目は除外します)
ところが、読解に取り組んでいくと、どうしても上記の知識をマスターして、それらを使って読み解くことが必要になります。

要するに、知識項目は「文章読解のツール」と意識して習ってもらいたいと思います。

その代表的なものが、「反対語」と「類義語」です。

文章は同じことをあれこれ表現を変えてあらわします。
特に説明文では二項目を対立させて(日本の文化と西洋の文化のように)論を進めます。

そのときに、対立する表現(反対語)、同内容の表現(類義語)をそれぞれ仕分けして読むのが読解の基本です。(6年生になるとこれができること不得意な子では大きな差が出ます)

読解問題の設問で「傍線部と同じ意味を表している表現を見つけなさい」という出題がよく出題されます。これは「同内容表現の問題(類義表現)」です。

今回の問題は『類義表現=言い換え表現』の練習です。
動詞表現、名詞表現、修飾系表現などにわけています。

お子さんと一緒にやってみてください。


問題二

①大胆な意見に思わずたじろいでしまった。

②彼は経営の手腕を買われて社長になった。

③そんなに気になるのなら、大事をとって検査をしておきましょう。

④彼は一時マスコミにもてはやされたが、最近はすっかり影をひそめてしまった。

⑤真珠はあたたかな黒潮にやさしくはぐくまれた。

⑥相手の経験が浅いからといってみくびってはいけない。

⑦子供たちは新発売のゲームを祖母にねだって買ってもらった。

⑧ちょうど良いころ合いをみはからって出発する。

⑨案内の地図がまちがっているではないかといぶかりながら進んでいった。

⑩彼の記録は他のいかなる選手の記録もはるかにしのいでいた。

語群
ア念のための    イこえる   ウ見当をつける   エせがむ
オ現れなくなる   カ育つ   キしりごみする   ク疑わしく思う
ケ高く評価されて  コかるくみる

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