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セッションを通して見えていること、伝えたいこと

ほぼ初対面の方のセッションで「何で分かるんですか?!お見通しですね…」「心当たりがありすぎて、痛いくらいです」と言われることが時折ある。セッションで伝えることの多くは、気学をベースにした説明なのだが、私自身は気学の知識以外に感じたことを総動員している。それが何なのか、ちょっと考えてみた。

クライアントさんの星を調べさせていただくと、大体その人の「芯の強さ」みたいなものを感じる。その方の空気感と星の組み合わせを見れば、初対面の方でも「あぁ、この人はきっと芯の強い人だな」とか、「まっすぐな人だな」「優しい人だな」といった大体の人となりが見えてくる。私がかつて感じてきた「生きづらさ」のようなものを感じているのかな、と思う人もいれば、自己理解・自己受容が進んで、すっきりとしているな、と感じる人もいる。どちらがいいとか悪いとかではなく、そこにはこれまでその人に与えられたお役目が投影されていると思う。

往々にして私たちは、自分が見て、聞いて、感じているものが、自分にとっての「当たり前」になっている。同じ世界を見ているはずなのに、「強い人」には、行きたい場所だけがはっきりと見えていることが多い。本人も「(色々課題はあるけど)結局そこに行くのみ」と決めていて、思い切って進んでいるように感じられる。一方「優しい人・繊細な人」には、目的地よりもその手前にある寄り道スポットも全て視界に入っていて、全部に立ち寄って自分を見失わないようにするのがやっとだったりする時もある。「優しい人」は、自分の気持ちだけで目的地にまっしぐら、が難しい。自分以外の誰かのことも考えて、時には歩調を合わせようとしたり、必要だと感じたら、全く関係なさそうなところにも寄り道したりする。

どちらがいい、悪いはなく、あくまで本人がその世界をどう捉えているのか、が大切なのだと私は考えている。「その人らしさ」とは、その人が自分の世界の見え方をいかにポジティブに受け入れているか、ということだと感じるからだ。「強い人」なのに「自分は繊細さに欠ける」と悩んでいたり、「優しい人」なのに、「思い切って決められない」と悩むのは、他者と比べている証拠だ。大事なのは、自分がどんな個性を持っているか、その個性を活かせているか、なのである。

自分自身が世界をどう捉えているかを理解できたら、次に他の人は世界を自分とは違った形で捉えていることに気付くことだ。どんなに近しい間柄の人であっても、自分が「当たり前」だと思っている感覚を、同じように「当たり前」だと感じているとは限らない。お互いが違うのだ、ということと、どのように違うのかを理解できれば、お互いを尊重できる人間関係を築きやすくなる。そのために役立つのが気学だと、私は考えている。

セッションを受けたいと思う人の多くが、何か課題を抱えていたり、悩みを持っていたりする。私の気学の先生から言われたことでもあるが、セッションが終わった時、相談者の最初に持っていた悩みが解決に向かっていること、軽くなっていること。悩みを悩みのままにして終わらせないことが、大前提だ。私のセッションを受けてくださった方が、私と出会う前よりも元気になれること、次の一歩を踏み出そうと思えることが、一番の願いである。

※個人セッション、随時受付中。お試しもあります。気学体験講座も、今月末25日(水)、29日(日)に追加開講します。詳細は「智慧の雨音」HPをご確認ください → https://rain-sound.jimdosite.com/

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