見出し画像

誤嚥を避ける法


鼻腔•副鼻腔を使って、痰を切る「しゃべり方」を覚え、
積極的に誤嚥(※1)を避ける生活を始めましょう。


発声法トレーナーのよらんだです。

お年寄りの嚥下機能(※2)を保つのに、
発声機能を「鍛えること」が推奨されています。

発声機能は、嚥下機能とおなじ咽頭(※3)の筋肉を使用しているので、発声機能を「鍛えること」は良い事だと思います。

しかし、お年寄りの喉は息道が細くなっており、普段の会話をするのにも「痰が出やすいしゃべり方」になっていることが多いです。


また、脳トレの音読を毎日15分すると認知症予防になるのですが、毎日15分声を出し続けるのは困難であるようです。

痰が絡んで咳込んだり、声がかすれてきたり、声が出なくなったりするのが関の山です。

ましてや、若い人がするように、喉で痰を切る咳をするよう促すのは危険です。

若い人は声帯周りの筋肉も若いので、良くも悪くも筋肉で声を出す事ができますが、お年寄りには難しい事だからです。

声帯の筋肉で声を出す事を酷使しても、お年寄りの咽頭を守ることにならないし、嚥下機能をよくすることにもなりません。

そこで南欧式長生き発声法®️です!
伝統式な日本の発声法であり、現代でも南欧の人たちがしている発声法です。

鼻腔、副鼻腔で咳の出ない話し方、
痰が自然に切れるしゃべり方に切り替えましょう。

次のようにしてみてください。

脳トレの音読の材料を使って、
江戸時代の書簡や候文、
または
和歌集でもいいと思います。

声が口蓋(※4)の下で鳴らないように、声が落ちそうになったら折り返し、声を回してみましょう。

そして、お腹の表面に息の支えを作りましょう。
おへその下です。
自然に、お腹が反応します。

人間の本能が働くと、誰でもすんなりと上手に息を支えることができます。

咳の仕方がわかれば、痰が自分で切れるようになります。

これなら、いくつになったとしても、唾液が出てくるので、食欲も増しますし、かつ、喉越しも良くなるから楽しくお食事もできるので、まさに一石二鳥です。

発声法で「しゃべり方」が変わると、明るい未来、そして、明るい老後が想像できるので、毎日が楽しくなってくるでしょう。

いつも応援いたしております。

※1 飲食物が気管に入る
※2 食べ物を食道に送り込む
※3 喉
※4 口腔の天井部分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?