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アルコールジェルは肌荒れ・あかぎれを起こす?手にやさしい除菌対策も紹介します

アルコール除菌はどうしても肌荒れやあかぎれのトラブルが悩みになりますよね。

日々、しっかりと保湿ケアをしていても、なかなかきれいな肌にならなくて困っている人も多いでしょう。

アルコールの除菌剤にはスプレー式が多いですが、アルコールジェルもあるのを知っていますか。

アルコールジェルならもしかしたら肌のトラブルが起こりにくいのではないかと思ったことはないでしょうか。

スプレー式と何が違うのか、肌荒れを起こしにくいのかを確認しておきましょう。

アルコール除菌の悩みは肌荒れ

アルコール除菌をするときに肌荒れやあかぎれが起こるのは、なかなか避けられないものです。

冬の乾燥した時期になるとますます状態が悪化してしまって、ひび・あかぎれを起こしてしまう人もいますよね。

アルコールジェルが肌荒れ対策になるかを考えるためには、なぜアルコールで肌が荒れてしまうのかを知る必要があります。

アルコール除菌をするときには手にアルコール除菌剤を取ってよく擦り込み、そのまま乾かすというやり方をしますよね。指の間や手首まできれいにアルコールを行き渡らせることで手指の除菌がしっかりと行えます。

このときにアルコールは皮膚と皮膚の表面にあるバリアを壊してしまう性質があるのです。

アルコールは水と違って脂ともなじむ性質があります。肌の表面には皮脂があって、覆うようにして肌から水分が逃げて行ってしまうのを防止しています。

ところが、アルコールを付けると皮脂がアルコールの中に溶けてしまって、皮脂によるバリアがなくなってしまうのです。

さらに、皮脂の下にある皮膚の表面には角質層が広がっていますが、この角質層にもダメージを与えてしまってはがれやすくなってしまいます。

ごしごしとしっかりアルコールを擦り込んでいるうちに角質層もはがれて皮膚の表面が空気に露出してしまうことになります。

すると、じわじわと肌から水分が出て行ってしまって乾燥してしまい、肌荒れやあかぎれが起こるというのがアルコールによって肌のトラブルが起こる仕組みです。

アルコールジェルの効果は液体と同等

皮脂や角質層が失われるのはアルコールを使う以上は避けられないことですが、アルコールジェルならトラブルが起こりにくいのでしょうか。

その回答に迫る前に、アルコールジェルでも除菌できるのかどうかを知っておきましょう。

スプレー式の方が主流なのは、実は効果がないからなのではないかと不安になる人もいるかもしれませんが、除菌効果はスプレー式とアルコールジェルでは同等と言われています。

スプレー式の場合には、液体なので水と同じような感じで素早く流れていき、スピーディーに乾くでしょう。

それに対して、アルコールジェルではクリームほどではないにしても、ゆっくりとのばして全体に広げる感じになります。

この使用感の違いによって、手指の全体にアルコールを行き渡らせやすいかどうかが異なるでしょう。

優劣があるわけではなく、どちらの方が使いやすいかというくらいの違いなので自分が使いやすい方を選べば大丈夫です。

実際に使ってみると丁寧に隅々までアルコールを行き渡らせたいと思うと、アルコールジェルの方が簡単です。すぐに乾いてしまうスプレー式に比べると、ゆっくりと時間をかけて満遍なく全体にアルコールを広げられます。

ただ、スプレー式に比べると除菌するのに時間がかかるのは確かです。スプレー式ならボトルをプッシュしただけで広い範囲にアルコールが噴射されるからです。

除菌効果については同じということを考慮して、シーンに合わせて使い分けるのも良いかもしれませんね。

※参照:https://www.thcu.ac.jp/uploads/imgs/20150525033212.pdf

アルコールジェルは選び方によっては手にやさしい

さて、アルコールジェルも除菌できる点では大丈夫だとわかったところで、本当に肌荒れやあかぎれのような肌のトラブルを起こしにくいのかを考察してみましょう。

結論から言えば、アルコールジェルのどの製品を選ぶかによって手にやさしいかどうかが違います。

ジェルだからといって肌にやさしいということは特にありません。

触ったときの感触や全体にのばして手指を包み込むようにするようなイメージから、手を守ってくれるような感じがするでしょう。それがアルコールジェルなら手にやさしいと思う理由です。

実際には液体のアルコールと同じで皮脂や角質層をなくす力があるので、乾燥しやすい肌になってしまいます。

ただ、消費者のイメージを大事にしつつ、肌荒れ対策もできる除菌剤が欲しいという声にも応えられるように製品開発は進められてきています

もともとアルコールは医療従事者の間で手荒れの原因になるけれど、どうしても医療をする上では欠かせないものとして悩みの種になっていました。

実はずっと昔から肌荒れなどのトラブルを防止できるように工夫が行われてきているのです。

アルコールジェルの中にはヒアルロン酸やアロエベラ葉エキスなどを使用している製品がいくつもあります。

ヒアルロン酸は美容成分としてもよく知られていますよね。保湿性の高い肌を作り上げるのに欠かせない成分の一つです。

アロエベラ葉エキスもアロエという名前でイメージができるかもしれませんが、昔から肌の炎症を抑えるのに用いられている植物由来の成分です。

このような成分を配合することで保湿ケアと肌荒れ防止をできるようにしています。

保湿・肌荒れ防止効果のあるアルコールジェルを使って除菌をしてアルコールが揮発すると、手指にはヒアルロン酸やアロエベラ葉エキスが残ります。

アルコールによって肌の表面にある二つのバリアが取り除かれているので配合成分が肌に行き渡りやすいでしょう。

これによって肌の保湿ケアが促進されて肌荒れを起こしにくくすることができるのです。

ジェルの最適な使い方

肌荒れを防ぐためにはアルコールジェルが良さそうだというイメージを持ったかもしれません。

ただ、どれだけ肌荒れ対策の成分を含んでいたとしても、肌のトラブルが全く起こらないわけではないので注意しましょう。

あくまで保湿成分などを配合することで肌荒れなどが起こりにくくなっているだけです。日常的に使っていると肌の負担になってしまうので気をつけなければなりません。

除菌は本当に必要なタイミングで使うものだと考えましょう。

アルコールジェルは性質を考えると徹底的に手指の除菌をしたいときに適しています。

例えば、食事をする前のように感染リスクが高いタイミングで丁寧に除菌をするときにアルコールジェルを使うのが効果的です。外から帰ってきたときにもアルコールジェルを使えば安心ですね。

ただ、自宅なら時間に余裕があるかもしれませんが、職場の出入り口でアルコールジェルを置いておいても忙しくていい加減に擦り込んでしまう人が出てくるかもしれません。

通勤時間には長蛇の列ができてしまう可能性もあるでしょう。このような場所ではスプレー式のアルコールを設置しておいた方が安心で効率も良くなります

うまく使い分けることでスムーズに除菌できるようにしましょう。

もっと手にやさしい除菌対策とは

手にやさしいアルコールジェルを選んでも日常的に使っていると手荒れのリスクはあります。

安心して暮らせるようにするために、気づいたときには除菌したいと思う人も多いでしょう。もっと手にやさしい除菌対策があったら嬉しいですよね。

それならば、せめて自宅にいるときくらいはアルコール除菌をしなくても良いようにしてはいかがでしょうか。

手指の除菌が必要なのは手に触れたものにウイルスなどが付着している可能性があるからです。

空間全体を除菌してしまえば、こまめにアルコール除菌をしなくても安心して生活できます。

必要なときにはアルコールジェルを使い、空間除菌をして普段はウイルスがいない場所で過ごすことも考えてみましょう。

空間ごと除菌する選択肢、マモリア(mamoria)の公式サイトはこちら

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