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幼児でもできる感染症の予防法を網羅!一緒に楽しく身を守る方法をご紹介

幼稚園で働いていると、園児たち自身にも感染症予防に頑張って取り組んでもらいたいと思いますよね。

でも、大人が当たり前のようにやっていることを、幼い子供たちにもやってもらうのは難しいものです。かといって、何も対策しないでいるといつかは誰かが病気になってしまい、感染が広がるのではないかと不安になる人もいることでしょう。

感染症予防といっても、その対策には様々な方法があり、中には工夫次第で園児と楽しく取り組める感染症対策もあります。

どのような予防法があるのかを紹介するので、できそうなものから試してみましょう。

感染症を予防するためには

感染症の予防には、まず何が大切なのかをよく考えてみませんか。

何となく取り組むものというイメージで幼児に接してしまうと、「やらなければならないことだ」という漠然とした説明しかできません。それでは幼児たちも自分たちからやろうと思ってくれないですよね。

子供たちにやりたいと思ってもらえるようにするには、大人の方がきちんと感染症予防とは何かを知っていることが大切です。

感染症を予防するには一人一人が感染しないようにしつつ、他の人を感染させないように取り組むことが必要です。

手指を石鹸できれいに洗うと、手に付いているウイルスはいなくなります。
するとその手で食べ物をつかんで食べても大丈夫ですし、他の人に触っても何も問題ありません。

ただ、いい加減に手洗いをした人がいて、実は手にウイルスが付いていたとしたら、自分も周りの人も感染してしまう可能性があります。

誰もが皆、自分の周囲から感染源になるウイルスや細菌などをなくしてしまおうという気持ちで取り組むことで、感染予防はうまくいくようになります。

同じ手洗いでも、いい加減に水を流しただけではかえってリスクを高めることになります。

洗った後に手についている水にはウイルスがいるかもしれません。その手を振って水を切ると回りに飛び散ります。その水が感染の原因になってしまう可能性があるのです。

さらに、その手を拭いたタオルにもウイルスがいるので、他の人が触ったら感染が広がるかもしれません。ただ手洗いをすれば良いのではなく、ウイルスがいなくなるような方法で、きちんと手を洗わなければ意味がないのです。

感染症予防では正しい予防法を徹底していく必要があると覚えておきましょう。

楽しく感染症予防を行うには

幼稚園で感染症予防をするには、幼児たちにウイルスや細菌をやっつけようという気持ちを持ってもらうのが大切です。

自分にはウイルスが付いているかもしれないと不安がらせてしまうのではなく、こういうことをしていればウイルスがいなくなるということを教えて、楽しく取り組める仕組みを作っていくのが効果的です。

幼児たちが面倒だからやりたくないと思ってしまったら、感染症予防はできません。大人と違って子供は自分の気持ちに対して素直であまり自分を律する力がないのが普通です。

感染症予防のために大切だとはわかっていても、面倒くさいからいい加減にやってしまおうとする姿もイメージできますよね。

「感染症予防って楽しいね」
「たったこれだけでウイルスを退治できるんだ」

と思うような予防活動を取り入れていきましょう。

楽しく感染症予防をするには、子供の心をくすぐることが最も重要です。遊び感覚を持たせるのが大切な考え方で、やってみると面白いなと思うようなやり方を選びましょう。ちょっと面倒なことはやったら褒めるのも大切です。

やったら褒めてくれて嬉しかったという気持ちが生まれたら、ずっとこれからも自分からやってくれるようになります。

また、遊びそのものを通して感染症予防への意識を高めるのが効果的です。
普段からやっている遊びを思い返してみて、感染症予防に紐づけられるものがないかを考えてみましょう。遊びだけでなくお掃除やお片付けでも構いません。

もしお掃除やお片付けが少しでも面白いと思ってくれるようになれば、本当に子供たちが喜んで感染予防に取り組んでくれる可能性も広がります。

子どもでもできる!お手軽予防法は意識付けにもGood

子供でもできる手軽な予防法にはどのようなものがあるのでしょうか。

ちょっとしたことでも日常的にやっていると感染症予防の意識が高まります。幼稚園でも取り組みやすい予防法を紹介するので、現場に合わせて工夫してみて下さい。

感染症予防では咳による感染拡大を防ぐのが大切です。子供たちにも咳エチケットを覚えてもらいましょう。

幼稚園にいるときには必ずマスクをさせているから大丈夫と思うかもしれませんが、食事中はマスクを外しますよね。

食事中に前を向いて咳をしてしまうと他の人のご飯にも唾が飛び散ってしまいます。咳をするときにハンカチやティッシュを使ってもらうのが対策方法として優れています。

しかし、ただのティッシュを置いておいても子供たちは喜んでくれません。

【例】例えば、ばい菌の絵が描いてあるハンカチを食事のときに配って、咳をするときはばい菌はハンカチへという意識を持たせましょう。毎日食事の度に目にしているといつの間にか意識が芽生えます。うまくできたら褒めてあげると、自分はばい菌をやっつけたぞという気持ちを持ってくれるようになっていきます。

このような意識付けをするには感染症予防に関する絵本や塗り絵などを使って遊ぶのが効果的です。童話などを読むのももちろん良いことですが、感染症や予防の考え方の話を子供にもわかりやすく書いてある絵本を読むと意識を高められます。

塗り絵をしているとずっとその絵を見るので、正しいの手洗いの仕方、マスクの付け方、咳エチケットの方法など、予防に関わる色々な内容の塗り絵をしていると自然に何をしたら良いのかを覚えてくれます。

大人が手伝うとできる予防法

幼児に自然に楽しんで感染予防をしてもらえる方法はあまり多くはありません。でも、大人が少し手伝うとできることがとても多くなります

例えば、手洗いをしっかりさせたいときには専用のキャラクタースタンプを使ってみましょう。

【例】手にスタンプをしてから、そのキャラクターが消えるまでは石鹸で洗い、色が落ちるまでは水で流してもらうようにします。たくさんの種類のキャラクタースタンプを用意しておくと、今日は何のキャラクターかなとワクワクしながらスタンプを押してもらいに来るようになります。

自分から手洗いをしようという気持ちを持たせることができ、正しい洗い方も覚えられるので効果的な予防法です。

年長さんくらいになったらマスク作りを一緒にやってみるのも良い方法です。動物やキャラクターなどの顔や口などをプリントした布を使ってマスクを自分で作ると、いつも着けていたいと思ってくれます。

定期的に違い種類のマスク作りをさせると、今日はこれにしようと選んで着けてきてくれるようになるでしょう。マスクを着けるのが楽しいと思うようになれば、遊んでいる間に外してしまうこともなくなります。

少し難易度が高くても大人が手伝えばきっとできるので試してみましょう。

【まとめ】感染症予防は子どもの心をくすぐって取り組んでもらう

幼稚園で感染症の予防をするには幼児たちが自分からやりたいと思うようにするのが最も大切です。いくら大人がやるように指示をしたとしても、嫌なことからは逃げようとしてしまいます。

子供心をくすぐって、遊ぶ気持ちや楽しむ気持ちを持って取り組んでもらえるような予防法を取り入れていきましょう。

一般的な予防法を正しく行えるようにしつつ、感染予防に対する意識を高めるという視点で選んでいくのが大切です。

両方が合わさることで子供たちが前向きに予防をしてくれるようになり、幼稚園で感染症が発生するリスクが下がっていきます。

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