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社内で感染発生?その時に現場で対応すべきことまとめ②~除菌作業編~

感染者の就労場所特定

社内で感染者が出たという報告があったときには、まず誰かを特定します。情報が錯綜してしまって誰なのかがわからなくなる場合もあるので、情報の入り口がどこだったかをよく確認して確実な情報を得ましょう。

そして、その感染者の働いている場所がどこだったかを特定します。

感染が発覚する二週間前程度からの行動範囲を調査することで、感染リスクがあるところがわかります

就労場所を特定したら一度社員に近づかないように指示して、感染が拡大するリスクを低減させるのが大切です。

就労場所を中心とした徹底した除菌作業

感染者の就労場所がわかったら、今後も安心して業務を行える職場環境を作るために徹底した除菌作業をしましょう。そのままの状況ではどこにウイルスが残っているかがわからず、他の社員が不安になりながら仕事をしなければなりません。

基本的には感染リスクがあると疑われる場所は全て除菌することが必要です。場所によってどのような除菌方法が良いかは異なるので、具体的にどこをどのようにして除菌したら良いのかを見ておきましょう。

パソコン・デスク周り

感染者が使用していたパソコンやデスク周りは徹底的に除菌する必要があります。全て触れた可能性があるので除菌剤を使用して隅々までスプレーや拭き取りによる除菌をしましょう。

引き出しや椅子、パソコンのディスプレイやケーブルなどまであらゆる部分を除菌するのが大切です

人によってどこに触れる癖があるかは違うので、自分は触らない部分であってもリスクがあると考えて除菌作業をしましょう。

本人の行動動線すべて

感染者が行動した可能性がある動線についても全部除菌しましょう。

・入り口から執務室に入るまでの廊下や窓
・ドアノブや電気のスイッチ
・書棚やベンチ

なども除菌の対象です。

トイレや給湯室を利用することもあるので、中に設置されているものや触れる可能性があるところは隅々まで除菌しましょう。喫煙をする人なら喫煙所も除菌する必要があります。

事前に調査した行動範囲を参考にして、できるだけ広い範囲で除菌作業をした方が安心です。

濃厚接触者の行動動線すべて

濃厚接触者として疑われた社員についても行動範囲を調査し、その行動動線すべてについて除菌作業をすることも大切です。

濃厚接触者はウイルスのキャリアになっている可能性があるので、周囲にウイルスを広げているかもしれません。

注意しなければならない箇所は、感染者本人の行動動線の除菌と同じです。

同じ部署に何人も濃厚接触者がいるような場合には部署の部屋を全体的に除菌する必要があるでしょう。範囲を広め取って除菌すれば多くの人が安心できるようになります。

感染者が触った・接触したと思われる全ての機器類

感染者本人が意識して触ったものや、うっかり接触したものにもウイルスが付着している可能性があります。感染者の業務を考えてどのような機器に触る可能性があるかを考えて網羅的に除菌をしましょう。

・オフィスワークをしているなら複合機や共用パソコン
・電話会議をしたようならマイクやスピーカー
・冷蔵庫や電子レンジ、湯沸かし器など

といった、使っているかもしれないものは除菌するのが望ましいでしょう。

工場では作業を担当している箇所の機器だけでなく、何かトラブルがあったときに触る可能性があるものは一通り除菌しておくのが適切です。機器によってはアルコール除菌は適さないことがあるので、次亜塩素酸と使い分けて除菌をする必要があります。

濃厚接触者が使用したと思われる全ての機器類

濃厚接触者が使用した可能性がある機器類についても感染者本人が触れたものと同様に除菌が必要です。

複数の部署に跨っているとほとんどの機器を除菌しなければならなくなることもあります。

スイッチや操作盤以外にも触れることがあるので、全面的に除菌をしておくのが無難です。

全ての対応を現場レベルで行うのは極めて難しいという現状

このように、除菌作業を徹底して行おうとすると途方もない苦労があることがわかります。

よく考えてみれば、感染者がたまたま普段とは違う行動を取っていて、いつもと違う廊下や階段を使っていたかもしれません。エレベーターはどれを使ったかがわからないので全部除菌する必要があるでしょう。その調査から除菌まで全て行おうとすると、現場では極めて難しいのが実情です。

無理に社内リソースで対応しようとしたために業務負担が大きくなったり、本来行うべき業務が滞ったりするリスクもあるので別の対策も考えるのが大切です。

一次対応から業者に任せるという選択肢

社内リソースへの負担を軽減しつつ、除菌の確実性を高めるためには専門業者に依頼するのが効果的です。

一次対応から除菌作業まで一通りの業務を一任できるワンストップ対応の業者もあります。情報調査から始めて除菌範囲を確定し、専門の機器を使って隅々まで除菌してくれるのが特徴です。

必要に応じて証明書を発行してもらうこともできるので、社員の不安を軽減したり、対外的に発表する際の根拠資料としたりすると良いでしょう。

このような対応をどの除菌業者もできるわけではないので、早めに対応可能な業者を探して連絡を取っておくのが大切です。

業者に任せることで社員の不満も生じにくくなり、業務も通常通りにすぐに戻すことができて事業も今までと同じように進められるでしょう。

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