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Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)26


 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230520
 5月15日はJリーグの日でしかも30周年という事で、各メディアでJリーグがよく露出されましたね。TVでもBS番組だったサッカー番組が、特別番組という事で、NHK総合で放映されていました。リスペクトすべき内容だったら、紹介します。
 そして、この同じ日に今季の「Jリーグシャレン!アウォーズ」が開催されました。確かJリーグシャレン担当の鈴木氏が、Jリーグアウォーズでシャレン賞を設けてくれなかったので、このタイミングでアウォーズをやる事にしたと言われていた覚えがあります。そんな中で、先日YouTubeでアウォーズを視聴させていただきました。そのレポは改めてリスペクトします。

【2023Jリーグシャレン!アウォーズ 各賞決定】
「Jリーグは本日、全60クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰する「2023Jリーグシャレン!アウォーズ」を開催し、各賞を決定しましたのでお知らせいたします。
 Jリーグシャレン!アウォーズは今年で4回目の開催となり、多くの協働者との連携、取り組む課題や活動に関する発信力など、地域に根差したプロスポーツクラブの持つ価値をいかんなく発揮している社会連携活動を称える目的で実施しています。今回は、Jリーグ開幕30周年という節目の年の開催に合わせ、昨年の活動に限らず「これが自クラブの代表的なシャレン!」という活動を選考対象とし、Jリーグ全60クラブよりエントリーのあった活動から選考を行い、6クラブの受賞を決定いたしました。」
■2023Jリーグシャレン!アウォーズ・各賞発表/選考委員・選考コメント(抜粋)
◇ソーシャルチャレンジャー賞  在留ブラジル人の子どもたちのお仕事体験(名古屋グランパス)
・外国人との共生は、現在各地域で大きな課題となっており、特に非英語圏に暮らしていた本人、及び家族がなかなか地域社会に溶け込めない実情がある。そのような中、地域に多い在留ブラジル人との交流を深め、子どもたちが自ら役割を持てる身近なプログラムを提供するなど、クラブの発信力で相互理解を深める有効な取り組みとなっている。

◇パブリック賞  やいづ ふっとさる かっぷ(藤枝MYFC)
・技能実習生の社会的包摂は、全国の地方部での大きな課題であるにも関わらず、後回しにされがちな状態にある。その課題にしっかり目を向けたこと、サッカーという世界共通語の持つ可能性を提示したこと、サッカー交流だけではない課題に目を向けていることは、シャレン!活動にとってモデル性がある。多文化共生という今後の日本においてより重要になってくる課題に対して、「サッカー」の非言語性、「チーム」という強みを活かした取り組みであること。地域で関わる企業が多いことから、受賞をきっかけにより活発な活動に繋がっていくであろうし、そうなって欲しいという想いも込めて推薦した。

◇メディア賞  選手の汗と情熱がしみこんだ堆肥「芝~レ!」カターレ食農プロジェクト~紅はるか~(カターレ富山)
・CO2削減という日本が抱える問題に対して、スタジアムから出た資源の循環・再利用からサツマイモ作りという農作業経験、更にはスタジアムでの子供たちによる販売体験、と盛り沢山な循環型展開は、フットボールがある街の強みを活かした取り組みである。クラブ活動につきものの刈芝の再利用という着目点、農業との連携。この活動をベースにさらに事業としての広がり、連携の広がりも期待できる。

◇明治安田 地元の元気賞  新しいフツウを子どもたちからプロジェクト〜大豆ミートバーガー編〜(水戸ホーリーホック)
・子どもの発意を受け止めるクラブの姿勢が素晴らしい。子どもに価値を提供しており、周りの子どもたちにも勇気・元気を与える。

◇クラブ選考賞(モンテディオ山形) 高校生が本気で挑戦できる場として「高校生マーケティング探求」を実施(モンテディオ山形)
・地方クラブにとって、若者の流出は深刻な問題であり、そういった課題に地域の学生を巻き込んで取り組んだことは非常に素晴らしい。実際には目標を達成できなかったとのことだが、多くの学生が自分たちのアイディアを出し合い、それを実施する場を提供したということは非常に重要なことだった。ビジネスとしてうまくいかない、ということを学ぶ場になったことも意味があると同時に、この機会が将来的にスポーツビジネスに関わりたいと思う若者の創出にもつながったのではないかと思う。また単発の企画ではあるものの、長いスパン(2か月)をかけて取り組んできたことも、クラブがしっかりと向き合ってきた証拠だと感じた。他クラブが参考にする点があるという意味でも、受賞にふさわしい。

◇ファン・サポーター選考賞  継続は笑顔なり。20年続けてつながった2つのシャレン(ガイナーレ鳥取)
・特設ページでの最多得票を獲得。」

 今季は昨季までよりちょっと趣が違っていたように感じました。また、地域・社会貢献の付加価値が増していたようにも感じました。今回表彰されたどのクラブ事例も、受賞にふさわしい素晴らしい取り組みでした。特に鳥取さん、4年連続ですが、今回もファン・サポーターに選ばれたという事で文句無し、シャレンの優等生を証明した形になりました。
 当ブログで過去のクラブの取組事例を紹介しきれていません。今回はどれも付加価値が高い取り組みなので、ぜひ1つでも多くリスペクト記事にさせていただきたいと思います。読者の皆さん、少々お待ちください。

 あと、Jリーグ理事で、シャレン担当だった高田理事がWEリーグチェアマンに就任され、シャレンはどうなるの?と思っていましたが、新しい担当理事がお披露目された形になりました。Jリーグ執行役員の辻井隆行氏です。今回の配信動画での閉会挨拶で今季のシャレン事業について熱く語っておられ、その思いが十分伝わってきました。後日詳しくリスペクトさせていただきますが、シャレンを引き継ぐ「社会連携グループ」に、新たに気候変動問題に特化して取り組む「気候アクショングループ」が加わった「サステナビリティ部」が新設されるとか。新事業として気候アクション事業を新たに推進していくようです。具体的にどういう取組なのか、個人的に気になりますね。
シャレン!アウォーズ特設ページ:https://www.jleague.jp/sharen/awards2023/
シャレン!HP:https://www.jleague.jp/sharen/about/
シャレン(Jリーグの社会連携)関連: / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers


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