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地域に溶け込む川崎フロンターレ116

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240121
 とにかくすごい、Jクラブの中でもすでに手の届かない所に行ってしまっている川崎さん。もっともっとJクラブはフロンターレ化すべきです。特にJ3クラブ。事業や経営において、J2はすでに変な癖が付いていると思いますが、J3ならまだいくらでも変えられる。その変化次第で、一気にJ1まで駆け上がれるかもしれません。
 川崎さんでは以前から際立ったキーワードが出ています。「支援はブームじゃない」や「社会のインフラ化」など。そんな中でまた一つ心に刺さる言葉を目にしました。

【J1川崎の一歩進んだ地域貢献とは?あえてエンブレムを掲出せず「意味がないんじゃないか」の声も】
「J1川崎の地域支援の取り組みが、また一歩進んだという印象だろうか-。昨年12月20日に川崎市内で行われた『LightUp Gallery プロジェクト in 川崎』の会見。日本たばこ産業株式会社が川崎市、川崎フロンターレ、HI合同会社と協働してJR川崎駅周辺の複数箇所をアートラッピングするプロジェクトの発表だった。
 川崎駅北口自由通路や、指定喫煙場所をNPO法人studioFLATに所属するアーティストの作品でラッピングされるという取り組み。訪れた人たちがアートによって街の多様性や個性について自然と触れられるような形となっている。
 会見に出席したJ1川崎の吉田明宏社長は『われわれはサッカークラブだが、こういうこともやりながら、地域の人に喜んでもらえる、地域にとってなくてはならない社会のインフラになりたいという思いでいる」と、今回の活動を支援する理由を説明した。
 これまでもさまざまな取り組みを行ってきた川崎だが、異色なのは、そうしたアートラッピングでクラブエンブレムなどが一切掲出されていないことだ。
 プロジェクトに参画しながら表面的な広告効果はない。興味を持って調べれば、川崎も一緒にやっているのか…と気づくレベルだ。ただ、吉田社長は『そういうのでいいと思うんですよ』と話す。
『社内ではいろいろあった。「何でフロンターレのエンブレムが入っていないのか」「意味がないんじゃないか」とか。でも、やっぱりアートですから。そこにクラブのマークを付けるのは違う。(アーティストが)作られたものをリスペクトするということ』
 もちろん今までの取り組みで地元の人々に『川崎フロンターレ』は高い知名度を誇る。そこから街をアート作品で彩る活動、文化的な創出や美化といった街づくりを人知れず支えていくことは、川崎の地域貢献が、その先の段階に向かったという感想を持った。
 これまでサッカーに興味がなかった人々が、多様な活動に川崎が関わっていることを知り、今度は川崎への応援の輪が広がる。そうした持続可能な地域とのつながりが作られる可能性もあるだろう。
 『そこがわれわれとしては一番。フロンターレってこういうことをしているんだ、じゃあサッカーも応援したいなって思っていただけたらありがたい。今後もいろいろな業態とコラボしていきたい』と吉田社長は話す。地域社会におけるクラブの価値を高める新たな形となるか、注目していきたい。」

出典:デイリースポーツ 
 

【「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」開始】
「川崎フロンターレは、JT(日本たばこ産業株式会社)、川崎市、HI合同会社と協働し、「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」を開始したことをお知らせいたします。「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」は、街のさらなるにぎわいの創出や美化、誰もが安心して暮らし続けられる街づくりに貢献するために発足したプロジェクトです。」
内容
「LightUp Galleryプロジェクト in 川崎」は、街のさらなるにぎわいの創出や美化、誰もが安心して暮らし続けられる街づくりに貢献するために発足したプロジェクトです。株式会社ヘラルボニー協力のもと、NPO法人studioFLAT所属のアーティストのアート作品により、川崎駅周辺の複数個所を大々的にラッピングしています。
 プロジェクトテーマは「COLOR TOGETHER」。多様性ある「ひと」の集まりから「まち」が発展し、市制100周年を迎える川崎を、次なる100年に向け、ともに未来へつなげていきたい。との想いが込められており、川崎らしさの認知向上や文化の継承の一助となることを目指しています。
協賛・協力企業
◇JT(日本たばこ産業株式会社) ◇HI合同会社 ◇株式会社ヘラルボニー ◇川崎市 ◇NPO法人studioFLAT
掲出場所
◇JR川崎駅北口自由通路 ◇指定喫煙場所(川崎駅西口ラゾーナ前) ◇指定喫煙場所(川崎駅東口中央)
◇指定喫煙場所(川崎駅東口ルフロン前)」

出典:J1川崎公式HP

 すごいですね。今回の事業は日本たばこ産業が主体で、川崎駅周辺ポイントをアートラッピングするというプロジェクトに参加するそうですが、クラブ名だけでエンブレムがどこにも掲出されません。つまり余りPR効果がほとんど無いのです。ライターさんの言葉になりますが、興味を持って調べれば、川崎も一緒にやっているのか…と気づくレベルで、「そういうのでいいと思うんですよ」という吉田社長の言葉にクラブの姿勢が象徴されています。街づくりを人知れず支えていくことは、川崎の地域貢献が、その先の段階に向かったという感想を持ったと。やはり、川崎さんは一歩先を行くJクラブだなと。そして、川崎さんの能登半島地震での取り組みです。

 

【令和6年能登半島地震に対する「Jリーグ TEAM AS ONE」義援金募金実施】
実施内容
◇1/11「新年ご挨拶回り」での募金活動
 市内18か所の各商店街にてご挨拶回りの際に、選手・スタッフが募金箱を持って移動します。訪問商店街・時間等は、1/11「必勝祈願・新年ご挨拶回り」実施のお知らせにてご確認ください。
◇1/20「2024新体制発表会見in昭和音楽大学」での募金活動
 1月20日(土)に昭和音楽大学にて実施する「2024新体制発表会見」にて募金箱を設置いたします。募金箱の設置場所等については、決定次第こちらのお知らせを更新するか、別途ご案内いたします。
◇川崎フロンターレ各施設での募金箱設置
・受付期間:1月10日(水)~1月31日(水)
・実施場所
 川崎フロンターレクラブ事務所  オフィシャルグッズショップ「アズーロ・ネロ」  Anker フロンタウン生田
 フロンタウンさぎぬま  富士通スタジアム川崎」

出典:J1川崎公式HP

 地元岡山では全く何も発信されないので、どうなのかと思いますが、川崎さんはさすがという内容になりました。新体制発表会(地元岡山でもありましたが、やってないんだろな)の他に各施設での募金箱設置、そして川崎さんならではのは、必勝祈願の後に行う恒例の商店街(サポショ)への挨拶周りの時に、募金箱も持って行くというもの。この挨拶周りはちょっと他のクラブはできていません。地元岡山で例えてみると、岡山神社に行った後に選手達が、奉還町や表町商店街、各百貨店へ募金活動をしてまわるようなもの。ちょっと岡山では想像できません。無理があるか。あとは川崎さんならではの、恒例の社会・地域貢献活動。 

・新年ご挨拶回り:      https://www.frontale.co.jp/diary/2024/0116.html
・ブルーサンタ活動:     https://www.frontale.co.jp/diary/2023/1226.html
・算数ドリル実践学習in小学校: https://www.frontale.co.jp/diary/2023/1129.html
・ 〃   小学生モデル募集:https://www.frontale.co.jp/info/2024/0115_9.html
・退団選手送別会:      https://www.frontale.co.jp/info/2023/1213_1.html
 いずれも、当ブログではすでに過去の記事で紹介している取り組みで、今季のものです。長年変わらず取り組んでいるところが川崎さんの付加価値の高いところ。面白いのが、どの事業も未だに他のクラブもついて来れていないところ。やろうと思えばできるのに、なぜなのか。それが川崎さんの奥深いところか。だからチームも強いのに。
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#がんばろう石川 #がんばろう能登

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