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9年越しに実ったかもしれない東北への思い

昨日は3.11でした。

2020年の3.11は、黙祷もしない
東北に思いを馳せる時間もありませんでした。

でも、たった一つ、9年越しでやっとやっと
日常の中で東北に少しでも力を送る時間をもつことができたことに
とても満たされました。

なぜなら、これが私にできる、私らしい、
私が「今」できることだからです。

みんなと同じことをできなくても大丈夫。
自分ができることをとにかく探そう。

9年前の2011年3月に動き出したプロジェクト

私はベネッセコーポレーションという会社で高校向けの教育をお届けする仕事をしていました。オフィスは新宿。
高層ビルの12階で打ち合わせをしていた時に大きな揺れを感じました。

実は岡山出張ついでに直島に3日くらい避難していたのですが、東京に戻り、教育事業に携わっている身としてできることを模索しました。

”教育事業でできることって「寄付・ボランティア」だけじゃないよね”と、

先輩が言ったことをきっかけにずっと考え続けました。

 そして、有志という形で先輩と2人で「高校レインボープロジェクト」という東北に限らず「高校生が思いを表現して共有できるサイト」を提案し、ベネッセ社内で緊急決裁いただき、外部の制作会社さんが破格で制作を引き受けてくれました。3000人くらいの高校生が参加したと記憶しています。

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もうサイトもないのですが、1年後の2011年の3月に熊本の県立高校の高校生の卒業生代表の答辞でレインボープロジェクトのことが触れられたと校長先生からわざわざ答辞の録音を送っていただいたのを覚えています。

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そして、9年が経ち2020年。
とにかく教育事業にどっぷり浸かり学ばせてもらったベネッセを卒業。
独立して6年が経ちます。

 昨年の夏から、自社で運営しているStartupBaseU18のプログラムを校内に取り入れてくださっている東北の高校の教頭先生と主任の先生との今年度のプログラムのことについてzoomを介した打ち合わせがありました。

なんと、教頭先生は、2020年度より、「アントレプレナーコース」というコースを新設されるとのこと。

私たちと出会うずっと前から準備されていたのだと思います。

昨年は大阪の修学旅行の中で、プログラムを実施。
修学旅行って観光じゃないの?とお声がけいただいた時にびっくりしたのですが、結果、「プログラムがとにかく楽しかった!」と次の日に行ったUSJと張り合ったほどです(大げさ)

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「とにかく学ぶって楽しい!」と生徒に感じて欲しい。
そんな熱い思いを持った先生と対話を通じ、東北の未来をつくる高校生の探究プログラムを一緒につくるという日がきました。

日常にこの機会があるのがありがたく感じた2020.3.11でした。

http://startupbase-u18.com/school/


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