評価をフィードバックと捉え直す

中高で帰国子女が半分のクラスだったこともあり、ストレートな物言いに喜びを感じてしまうタイプなんですが、私自身がストレートに対話できる話力と言語力を持っているかは自信がない(が、それをするためのオープンマインドは持ち合わせているはずだ)

私たちが主催している高校生向けの起業体験プログラム「StartupBaseU18」でも、2日間一緒にチームを組んだメンバーからお互いにフィードバックを記名式・公開でし合っている。これを、ピア・フィードバックと呼んでいる。

学校だと先生が成績をつけ、会社だと上司が評価をつけることが一般的で私も独立する前は大企業にいたので、ずっとこれが普通だと思っていた。

ピア・フィードバックを作った経緯は、SBU18をはじめてすぐに、日本でも2020年までに200校と目標に掲げている国際バカロレア®︎のコースをとっている高1生が参加してきてくれて、「高校でのテストの採点は隣の席の子とテストを交換して採点してます」と教えてくれた。「基準を理解することにもなり、採点すること自体も学びになる」とその意味も理解していて衝撃を受けた。

これは対話の基軸とも言われている「ピア・フィードバック」と言われていて、その後、スタッフがみているコンピテンシー評価と合わせて、ピアフィードバックする仕組みを設けている。

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大学入試改革ではまさに、教科以外の学びを評価する手法がない。
その評価をまずは英語から外部検定に頼る方法に切り替えようとしたが先日の報道の通り、白紙になった。

ピア・メンタリング(1on1)やピア・フィードバックは
相手とのより良い信頼関係を築いたり、より強いチーム、成長していける組織になるためにとても大事な要素とされている。

つまりつまり、「あなたのコミュニティは学びあえる関係か?」
という問いが、学び方改革、働き方改革に投げかけられる共通の問いの1つだと思う。


参考)ビザスクさんの記名式の360度フィードバックで「自律的成長」を促進する9つの設問
https://atengagement.com/torisetu/visasq/

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