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スティックマドレーヌを作る職人のこだわりと機械と手作業が合わさった確かな製造工程に感動!「香典返し」返礼品の現場を突撃取材!

こんにちは!LET'S JOIN 公式 note編集部の藤間功子です。ジョイングループの食部門を担う株式会社フードクリエイションジャパン(以下FCJ)で企画業務に携わっています。

冠婚葬祭の場面では、様々な返礼品(お祝いやお悔みへのお返しの品)があります。今回は「香典返しの返礼品」として作られているスティックマドレーヌの製作工程をご紹介したいと思います。

*香典返しとは、忌明け法要(四十九日)が終了後、法要が無事に終わったという報告を兼ねたお礼のことをいいます。
大人のためのbetterlife マガジン『enpark』
より引用抜粋
FCJが製造するスティックマドレーヌ

何気なく食べているお菓子なのですが、現場に赴きパティシエに取材することで、見方がガラリと変わる話をたくさん聞くことができました。

この記事を読むことで、同じお菓子でも味わいが変わってくるかもしれません!

お客様の「美味しかった」の一言がなにより嬉しい!

今回取材させていただいたのはFCJ製菓事業部の製造責任者の簗川一也(やながわ かずや)さん。葬儀事業を担う平安典礼の返礼品「スティックマドレーヌ」の商品開発に携わった方です。

ここからは、簗川さんへのインタビューをお届けします。

製菓事業部の製造責任者の簗川一也さん

藤間)このスティックマドレーヌについてお聞きします。簗川さんが開発されるにあたって、こだわった点などはありますか?

簗川)香典返しの返礼品ということで、年齢を問わず老若男女いろんな方が食べることを想定しています。プレーン、ココア、抹茶は定番ですが、フランボワーズも入れてラインナップにもこだわりました。

『マドレーヌ』と言ったら貝型。だけど手軽に食べやすい形というご要望をいただき、今のスティック型になりました。貝型よりも形がくずれにくいんですよね。

開発から約5年たちますが、ほぼ毎日受注いただいている状況です。ありがたいですね。

株式会社ジョイン 平安典礼

藤間)開発してからお客様からの反応はいかがですか?

簗川)社内の会議で、お客様から「美味しかった」の声があったことを教えていただくことがあります。この言葉がなにより、職人としてうれしいです。改めて、がんばってよかったなと。これはみんな(弊社パティシエのチームメンバーの)も同じ気持ちだと思うよ。私たちは職人としてみなさんに笑顔を届けます!!

藤間)「美味しかった」は職人冥利に尽きる言葉ですね!そして頼もしいコメントありがとうございます!!逆に、大変なことはありますか?

簗川)当日中や明日までという短納期で、何千何百本という単位で製造しなくてはいけないことですね。返礼品という特性上、発注見込個数の正確な予測ができないので。

藤間)数がすごいですね。納期も短い。

簗川)でも、お悔やみいただいた方々へのお品として、いつでも出せるように製造体制をとってみんなで力をあわせて準備してますね。

大切な方へ、こだわりのギフトを

プレーン・抹茶・ココア・フランボワーズ四種のフレーバーを愉しめるやわらかな口どけのスティックマドレーヌは、奄美諸島産さとうきびから作られる素焚糖(すだきとう)を使用し、やさしい甘さに仕上げました。

「スティックマドレーヌ」大切な方へ、
こだわりのギフトを。

次に、FCJ製菓事業部でスティックマドレーヌやカステラを製造している古頭 宏純(ふるとう ひろすみ)さん、包装室で商品の箱詰め・包装をしている會田 智佳子(あいた ちかこ)さんのお話をお聞きしました。

半分手作り半分機械だからこそ職人の手間が「要(かなめ)」

藤間)古頭さん、早速ですが製造の流れを教えてください。今作業しているものはなんですか?

古頭)材料を入れて撹拌したものを手で濾しています。

ヘラで力強く、そして手早く混ぜることでムラを取り除きます

藤間)食感にかかる仕上げは手動なんですね。次は型への流し込みですね。早い!

慣れた手つきで手早くきれいにしぼりで
均等に入れています

古頭)あとは焼き機(専用オーブン)で焼いて出来上がりです。これは先ほど製造した抹茶マドレーヌです。

焼きたてのスティックマドレーヌ(抹茶)

古頭)今度は自動包装の機械で、半製品を包装していきます。この時、包装の操作をしつつ、袋に破れや不良品がないか検品していきます。

流れるラインから手早く検品していく古頭さん

藤間)ここからは箱詰め作業ですね。會田さん、よろしくお願いします。

會田)よろしくお願いします。箱詰めでは、事前に半製品とセットのコーヒーはあらかじめ箱にセットしてます。香典返しは量も多くほぼ即日納品のため、いつでも出せるよう事前準備をしています。

藤間)箱詰めの際に、気をつけていることや包装ルールなどありますか?

會田)袋のピンホールや包装不良のものがないかを検品しながら、入れ方もキレイに揃って見えるように工夫しています。

袋がピンとなるよう入れていきます

藤間)手詰めだからこそ、省略できないとても大切な工程ですね。

會田)箱詰めまで終わったら配送して納品です。香典返しの返礼品は発注から納品までの時間があまりないことも多いので、事前準備が不可欠ですね。

藤間)日々の備えや準備が大切なんですね。

想-sou-スティックマドレーヌ
ドリップコーヒー詰合せ

ぜひこの記事を思い浮かべながら食べてほしい

スティックマドレーヌが出来るまでについて、作っている様子のイメージができたでしょうか?

どんな工程を経て、どんな人たちが携わって商品ができあがっていくのか?少しでも伝わればうれしいです。

現在スティックマドレーヌは、平安典礼の香典返しのひとつとして営業よりご案内しています。スティックマドレーヌがお手元に届くことがありましたら、この記事を思い出していただきたいです。
以上、現場からでした!

編集部 藤間功子

FCJ製菓事業部がつくるバースデーケーキ販売中!