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Kilkerran Heavily Peated Batch3 (ABV 59.4%)

ここ最近日本でも入手が困難になりつつあるグレンガイル蒸留所のキルケラン。
ノンエイジのピートタイプでbatch3は2020年ボトリング。
バーボンカスク80%とシェリーカスク20%をヴァッティング。

香りはそこそこアルコール臭がありますがむしろそれが甘く感じます。
それと潮っ気ではなく塩っ気があり、森林浴的な香りもあります。
ピートもちろん強く感じますがLongrowとは異なります。
Longrowはバンク系のピートを強くした感じですが、こっちは土とか草とかのピートなのでどちらかと言えばアイラ系ですね。
かと言って絶対にアイラという香りでもなくこのもさっとした香りは長らく香ってなかったので新鮮でワクワクしますね。
味わいは口当たりからフィニッシュまでバターを伴う甘さとフルーティとピートが続き、そこにピリピリとしたアルコールの刺激が常に伴います。
余韻にかけてはプラス塩っ気が出てきます。
加水すると香りはモルトの甘い香りとマジパンとまでは言わないですが砂糖菓子の甘味が強くなりますがストレートで感じた独特な香りはちゃんと残る。
味わいはストレートで感じたアルコールの刺激が非常に弱くなり甘味全開。
これはこれで良い。

ロックにすると香りは草っぽいピートが穏やかになりモルトのもっさりした甘味が感じれます。
味わいは一言で言うなら甘いピートでアルコールの刺激は無い。
アイラ系の甘いピート好きな方にとっては好まれる味わいだと思います。

私は甘いピート好きなのでロックがストライク。
このボトルは面白いし非常に美味しいですね。
何本も入手出来るなら6本くらい購入して常飲したいくらいです。
いやー美味しい。

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