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Glenfiddich 18年 Small Batch Reserve (ABV 40%)

関空の免税店で出張者に10500円で買ってきてもらいました。
なぜかデザイン変更前のボトル、免税店は結構そういうボトルが売っています。
しかしフィディック18年も高くなりましたね、2010年頃は6000円くらいだったような…。
構成はスパニッシュオークとアメリカンオークそれぞれ18年以上熟成させたものをヴァッティングし最低3ヶ月後熟したもの、らしい。

香りは瞬間にわかるフィディックらしい熟したリンゴ。
青リンゴ由来の酸味とスッキリした梨の水々しい香りもしっかりとあります。
柔らかなレーズンとハチミツが後ろから支えていて、まとめ方が非常に上品。
シェリーシェリーせずバランスがしっかり取れています。
時間を置くとバニラもしっかり感じれます。

味わいは香りに反して口当たりはアルコール由来の若干の甘さと刺激、メインはドライでスパイシー。
徐々に中間から口当たりで感じたものがジワジワとハチミツの甘さに変わりそのままフィニッシュにかけてバニラとレーズンが出始め長く続きます。
ABV40%の影響なのかボディはあまり無いのですがそれを上品さとバランスで感じさせないようにしている感じです。
このカスクストレングスがあるのであれば加水しながら徐々に飲んでみたいです。

加水するとストレートに比べハチミツの甘さが前面に出てきますがフィディックらしさのリンゴ感はしっかりあります。
味わいは口当たりのドライでスパイシーさが弱くなり中間で感じたハチミツの甘さが早めに出てくるのでフィニッシュまでが非常に短くなります。
鼻に抜ける青リンゴ感はストレートより強く感じますがその代わりボディが非常に軽くなる印象を受けます。

ロックにすると香りは弱くなりますが青リンゴは健在。
味わいはハチミツの甘さがしっかりと奥から出てくるのでボディが軽いと感じた割にロックも意外にいけるなと感じました。
時間を置いてもとろみのある甘さは残るのでABV40%で良い仕事をしてくれています。
が、感動する程ではなく、普通に美味しいという印象。
ランクダウンはしますがロックであればエントリーモデルのフィディック12年でも良いかなーと感じました。
18年は1万円もしますからね。笑

まとめると非常に飲みやすいウイスキーだと思います。
オススメはストレートと加水です。
ロックももちろん美味しいですよ。
ウイスキーを初めて飲んでみたいという方であれば加水が良いと感じました。
久しぶりにフィディック飲みましたが良いものは良いですね。

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