【第6回】情報リテラシー論

今回は「キュレーションが必要な訳」というテーマでの講義でした。

そもそも、キュレーションとはどのような意味なのでしょうか。それは、情報を取捨選択してまとめることです。また、キュレーションする人のことをキュレーターと言います。

例えば、

①美術館→「〇〇展」などで選んで集めることに価値がある

②「通販生活」→厳選した1点のみ紹介

③セレクトショップ→自分好みの店を選ぶ

④コンピレーションアルバム→特定の世代向けに曲を選択

というようなキュレーターがあります。

また、コーディネートアプリに、「WEAR」や「まぐまぐ!」、「Rakuten Fashion」がありますが、これらも芸能人や一般人のコーディネートを参考に買い物やファッションを楽しむことができます。


Facebookのハイライト機能はいいねを基準に作られています。エッジランクという、スルーを繰り返す投稿を自然と消滅させていく仕組みとなっています。

InstagramやTwitter、Facebookといった無料SNSでは、ユーザーが増えると投稿(タイムライン)の合間に強制的に広告が表示されます。これらの企業が広告収入を得ることで無料でサービスを使用できます。この仕組みもFacebook発の仕組みです。



「Yahoo!ニュース」のトピックは全角13文字で、24時間365日、人の手によって選ばれたニュースを掲載元にお金を払ってキュレーションされています。

それに対して「Googleニュース」はニュースサイトから自動的にピックアップされ(AIがキュレーション)表示され、記事をクリックすると外部サイトに飛びます。ニュースの見出しがGoogleに掲載されるにも関わらず、ニュース掲載元にお金は払われませんが、そこで掲載元がニュースを掲載しないように求めるとそのニュースの閲覧者数は大幅に減少してしまう、というシステムです。


PCとは違い、自分の好きなようにトピックなどをカスタマイズできる、ニュースのキュレーションアプリとして、「スマートニュース」、「グノシー」、「News Digest」があります。3社3様ですが、特に、「News Digest」は現在地周辺の情報(コロナのクラスターや火事、不審者)が地図上で表示される機能があると知り、面白いと思いました。

2014年にキュレーションサイトや、キュレーションメディアは急増しましたが、2016年12月をピークに減少していきました。

ありがたいキュレーションがある一方で、以前はとある問題も発生しました。「Welq」問題です。検索結果の上位によく出てくるため多くの閲覧者がいましたが、信憑性の低い記事も掲載されていました。それが明らかになった後、すべての記事を非公開にし吟味しましたが結局サイトが再開することはありませんでした。


違法まとめサイトの問題として以下の6点が挙げられます。

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キュレーションサイトはSNSを始める前、自分もよく利用していたし、面白い内容のモノもあるので今でも時々見ています。確かに「それ本当?」という記事も中には見受けられます。今も気をつけているつもりではありますが、そのような情報に鵜呑みにされないようより一層注意したいと思いました。

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