見出し画像

【アニメ感想】スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

働きすぎで過労死してしまった社畜OL・相沢梓は、(前世の反省を活かし)転生した異世界で永遠のスローライフを満喫することにする。しかし――それから300年後。生計の足しに毎日倒し続けたスライムの経験値で、いつの間にか【レベル99=世界最強】になっていることが発覚。その噂は広まり、次々トラブルが舞い込んできて……!?

最近のアニメとか漫画とかライトノベルは全部タイトルが長い。
個人的にはもっと短いタイトルの作品が好き。
「氷菓」とか「屍鬼」とか。
でも日本でアニメーションが制作されはじめて何十年、何百、何千、何万もの作品が世に出てきてて、かぶらないタイトルを考えるのはもう難しいのかも知れない。
郵便番号が5桁から7桁になったように、これからどんどんタイトルは長くなっていくのかもなあ。
そして郵便番号を引き合いに出すあたり、私はもう相当な年寄りなんだ。ショック。

このアニメの特徴をまとめると、
美少女+異世界転生+日常系。
これだけ見ると、「なんか最近よくあるタイプの作品だなあ」
と思うけど、主人公の声優が悠木碧となると既存の作品とはひと味もふた味も変わってくる。

モノローグから台詞回しまで、感情豊かに悠木碧がしゃべるとその作品は唯一無二の作風になる。(良くも悪くも・・・・・・)

まず冒頭から悠木碧が喋り続けている時点で「蜘蛛ですがなにか?」っぽいなと思ったけど、1話の最後に流れたOPで完全に「蜘蛛子」とかぶってしまった。
語りと歌を織り交ぜながらキャッチーなメロディを歌い切る悠木碧の芸達者ぶりには相変わらず感嘆したけど、その話題性は「蜘蛛ですがなにか?」が直前のクールでやってたから余計に2番煎じ感が強まってしまっている。

それだけ悠木碧の声と喋りは独特で魅力的で、効果絶大な”色”を持ってる。

強烈な個性を持つ声優の起用は作品に絶大な効果をもたらすけど、時期や起用法をしっかり考えないと毒にもなりかねないのだなあと思う。

とはいえこの作品自体は割と面白い。
可愛い女の子がたくさん出てくるけど全員がキャラ立ちしているから「こいつ誰やったっけ?」とはならない。
絵も綺麗だし、何よりダラっと穏やかに視聴できるのでたぶん最後まで見ると思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?