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下剋上球児

「負けてもそこで終わりじゃない。
必ず次がある。
次を目指してるかぎり人は終わらない。」 

日曜劇場「下剋上球児」が最終回を迎えた。

大好きなドラマに出逢えたなぁ…と
胸が熱くなったと同時に
白球が青空に舞い上がるような
晴れやかな気持ちになる最終回だった。

どうして私はこのドラマに
ここまで夢中になったんだろうか、ふと考えた。

タイトルの通り下剋上を起こし
甲子園までいく高校球児を描いた物語であり
展開は初めからわかっていた。

わかっていたのに
なんでこんなに心揺さぶられて
感動するんだろう。
嬉しいんだろう。

さすが信頼と実績の
塚原監督と新井Pの最強タッグ
映像もカメラワークも綺麗だな
としか最初は思ってなかったが
ひとりひとりそれぞれの物語があり
それを演じる若手俳優たちの芝居を超えた本気が
観る人の心に強く響いたんだと思った。

試合で勝ちたいと思うのと同じように
俳優みんながいい作品を作りたいという
思いがこのドラマから伝わってきた。

“人は誰かのことを応援したいのかもしれない”

この1年間で強く思ったことだ。
今の世の中は失敗した人に厳しい。
誰でも失敗を重ねて生きている。
失敗しても頑張る人を私は応援したい。
応援するってその人のことを信じるって
いうことだと思うから。

鈴木亮平演じる南雲監督が5000人を超えるエキストラが入った甲子園で球児達に呼びかける場面がある。

「こんだけの人に応援されるようになったんだ。
この景色一生忘れんなよ!」

私はオーディションから
1年以上野球に向き合ってきた役者としての
彼らに送った言葉だと思った。

TBSはオーディションで俳優を選び
ドラマを作り上げるのは前例がある。
今回も素敵な俳優さんたちを選び抜き
裏側の見せ方も含めて素晴らしかった。

「君の花になる」から1年。
出演していた髙橋文哉は
TBSの同じクールで主演を務めている。

「下剋上球児」で出逢った
沢山の若手俳優たちがここから
羽ばたいていくんだなと思ったら嬉しくなる。
彼らの未来が明るいものでありますように。

甲子園は”あの夏”であり、夢の時間は過ぎ去り、
2023年を描いてくれたのも今を生きる私たちに強く響いた。

日常はどんなに
夢のようなことでも残酷なことでも
時間は過ぎていく。
明日はくるし、人生は続いていく。

負けても失敗しても次がある限り
終わらない私の人生。
いつだって誰でも下剋上できるから
人に応援される人間になろう。
今を一生懸命生きよう。

これが私が下剋上球児から教えてもらったこと

特にキャッチャーの日沖壮磨ハマりましたね〜♡
中の人小林虎之介くん絶対いい俳優さんになる!

好きになってはじめたことさえも
上手くいかなくて嫌いになったり
「どうせダメだ。」って弱音を吐いて
いつも逃げてばかりだった
「野球じゃ三回の裏がまだ終わったばかり」
と励ましてくれた君がいた
他の誰でもない
僕しか自分に勝てない
でも1人じゃない 仲間がいる
この先のピンチはもう怖くない

ドリームキャッチャー/ベリーグッドマン

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