【将棋】vs.アヒル囲い初見プレイ

アヒル囲いって知ってますか?

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『アヒル囲いとは、将棋の囲いの一つ。例図のような飛車打ちのスキが無い低い陣形に組み、さばきを狙う戦法。一種の奇襲戦法とされており、江戸時代からあるという。』(wikipediaより)

これまでの人生で1万戦くらい将棋を指してきた私が恐らく初めてアヒル囲いに遭遇したので振り返りたいと思います。

さて私の実戦譜。相手は四段の方です。

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(⇒マークはAIによる候補手を表します)

20手目。早速アヒル囲いの登場です。最近はこんな戦法が流行っているのでしょうか。▲67銀を選択。

少し手が進んで。

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28手目△15同角の局面。端っこにある香車で角が取れる場面です。取りますか?

取らないほうがよいでしょう。というのも、▲15香△同香▲17歩△14飛▲65歩△17香成▲同桂△16歩と進んで、

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相手からの端攻めが続く形で、けっこううるさいです。


というような危険を察知して、私は▲16歩と指しました。

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角と香車の交換(駒得)になるので、初心者同士の対局では取れ、って言うんですけどね。

あと、この▲16歩はあまり良くない手でした。相手からの端歩交換という主張を通した形になるからです。

手が進んで、39手目▲27金の場面。

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自分:角と銀の交換で、駒得している。ただし守りが薄いのと27金の形が非常に悪い。あと歩がない。

相手:駒損だが、自陣は固い。攻めさえ続けば勝てそう。

どうやら守りの展開が続きそうです。対局中は、この段階では不利な形勢だと思っていました。なおAI君による評価は

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互角でした。ちょっと悲観的すぎましたね。

進んで、52手目△16歩の局面。

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AI君の評価は

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対応を間違えなければ有利に進められる状況です。

さて私の指し手は

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これは疑問手でした。攻め駒が不足している相手に対して歩を与えるし、何より歩を捨てる効果があまりない。受けが続く展開で、焦りすぎました。

進んで、

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61手目。▲21歩成。

悪手でした。ここでもまだ▲28香として粘るほうが良いようです。

相手からの2筋突破を許してしまい、劣勢に陥ります。(負けたな、と思っていました)なおAIの評価は

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まだ有利な程度で、意外とまだまだやれるという(笑)

ここから先は普通に指されて負けました。

受けというか、粘りがまだまだ足りないことを実感。


そしてアヒル囲い(笑)に敗北する日が来るとは思わなかった。



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