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詩・小説

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思いついた言葉の倉庫です。 たまに深夜のテンションで小説も書きます。
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2023年11月の記事一覧

じいちゃんは言った 「生きるのに必死だった」と 私は思った 「生きる理由が見つからない」と 誰か書いた 「理由が見つかるまで生きろ」と

神社の夢から醒めないまま

いつからだろうか、現実世界と区別がつかなくなっていた。 自分が眠っているのか起きているのかわからなくなっている。 初めは面白がって話を聞いていた友達も最近は夢の話を聞かなくなった。 よく夢の中で行く神社に今日も行った。 でもこの世界が本当なのかわからない。 現実か夢なのかを確かめる方法は色々あったが、一番手っ取り早いのは自分の体が男なのか女なのかを調べることだ。 不思議なことになぜか夢の世界で私は男性なのだ。 すらっとした体に申し訳程度に筋肉がついており、股間に異物を感じる