【短編小説】ブラックホール病【続】
↓前回の続きになります。コツコツ書いていこうと思いマッスル!
終わりの始まり
「でさー俺名前もつことにしたわ」
「は?マジで?なんで?」
驚くこいつの顔は意外と嫌いじゃないと思いながらあの時のことを思い出す。
片腕が無くなっているにも関わらず、あの警備員は先生とかいうやつをもう片方の腕で抱き締めていた。「まだ名前を聞いていません」と泣きながら。
先生が無線で事細かに今の状況を伝えてくれていたおかげで救急班やら警備班やら、特に何もできないけどと言いながら何か助けになりたい