90歳を迎えた夢。
もうかれこれ何十年が過ぎただろうか?
祖母の家に住み着いた孫が90歳を迎えるという驚きの事実を誰にも認知されずにこうして今日を過ごしている。いや、ネットでコツコツと言葉や思いを描き残しているからもしかしたら認知してくれている人がいるかもしれないな。
炬燵に自分の体を半分以上入れたまま、流れていった長い月日に思いを馳せていた。
もっといろんなことに挑戦すればよかった、とか体が動くうちに世界中を旅すればよかったとかの後悔の波が次から次へと押し寄せてくる。
でも、一番の後悔ってない