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WH-1000XM4を視聴してきた話

ソニーストア銀座で Sony WH-1000XM4 を視聴してきました。昔一度だけ ZX-2 が気になった際に旧銀座ビルにお邪魔したことがあったのですが、そちらは今は期間限定で公園(ソニーパーク)になっており、今回初のソニーストア銀座訪問となりました。

WH-1000XM4 とは?

いわゆる「1000番代」はソニーが販売しているBluetooth対応のヘッドホン、イヤホンのラインナップになります。「WH」とつくものはヘッドホンラインナップになります。WH-1000XM2 からのシリーズで本作で3作目になります。自分の周りの意見を聞いた限りだと XM2 を買った人は非常に少なく、XM3から購入された方が非常に多い印象です。XM3 になった際に装着感が大幅に改良されたのと、ノイズキャンセリング機能が非常に優秀になったためです。

WH-1000XM4 のスペック

WH-1000XM4 のスペックですが、下記の通りです。

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WH-1000XM4 | ヘッドホン | ソニー」より引用

自分は有線接続で使う予定はないのでほぼ気に掛ける必要性はないのですが、インピーダンス値も16〜40 Ωであるため、ポータブル系のオーディオ機材であれば大抵鳴らすことが可能であることが確認できます。

以下、私が実際に視聴した際の印象をまとめたものになります。

表面質感

装飾感がなくマットな質感です。他のラインナップと違い安っぽい光沢感がなく、その点は他のモデルとの大きな違いのように感じました。黒もテカリのある黒ではなく、手に納まりの良い質感あるものでした。

音質

大事なのは音質ですが、Bluetooth 端末でもあるのである程度は仕方がない部分があると思って視聴しました。

高音の音質

問題ないと思います。音の伸びが物足りない気もしますが密閉型のモデルのですので、そこはそもそも期待していません。女性ボーカルのものでも十分に楽しめるレベルで鳴らしてくれます。

中音の音質

少し物足りない気がします。しかしこの価格帯で中音に関して逆にクセがありすぎて聞き辛いことも多いので問題ないかと思います。

低音の音質

高音・中音域とクセがなく楽しめますが、低音域は正直微妙でした。ちょっとクセが強すぎるのです。ドンシャリ好きな人は好きかもしれませんが、少し J-POP や男性ボーカル寄りの曲を聞くと低音に不満を感じる方はいらっしゃるかもしれません。

機能性

Bluetooth ヘッドホンは外出先での使用を前提に設計されている側面もあり、機能性も家庭での有線接続を想定した物に比べて豊富です。特に本製品は「業界最高クラスノイキャン」との謳い文句で喧伝されており、ノイズキャンセリング機能が非常に注目を浴びています。その辺りについても解説していきたいと思います。

ノイズキャンセリング性能

思った以上にノイズキャンセリング独特の圧迫感・ノイキャンを ON にした際の気密感がないということに驚きました。 BOSE の700と異なり、気圧が変わるような圧迫感がなく自然な感じにノイズを軽減してくれている点は評価すべきだと思います。自分自身そこまで気密感のあるヘッドホンが苦手であるということはないのですが、苦手とされる方にとってはありがたい機能だと思います。

スピーク・トゥ・チャット

スピーク・トゥ・チャットはMX4からから追加された機能です。これが正直一番驚きました。ものすごく優秀な機能だと思います。

装着者が喋った瞬間に音楽を一時停止し、外音取り込みモードに切り替えるといった機能です。

試しに咳払いや独り言をしてみたりしたのですが反応せず、ただストアの人へ僕が呼びかけるとその声には反応して音楽の再生が停止し、外音取り込みを行う挙動が見られました。

コンビニでの店員とのやりとり時などに便利そうです。アプリと連携することで精度を調整できるようです。

アダプティブサウンドコントロール

アダプティブサウンドコントロールは行動や場所を検出、AIで解析し最適なモードに自動で切り替えるといった機能なのですが、これは正直ストア内では利便性がわからない機能でした。

WH-1000XM3 から引き続き搭載されている機能になります。

NCオプティマイザー

NCオプティマイザーはノイズキャンセリング機能をユーザーの装着状態や環境に合わせて最適化する機能です。これも正直ストア内では利便性がわからない機能でした。Bluetooth ボタンを押し続けると機能し最適化を行います。

WH-1000XM3 から引き続き搭載されている機能になります。

装着検出

これもかなり有効な機能です。ヘッドホンを外すと自動停止し、ヘッドホンを装着すると再度再生してくれるという機能です。

充電性能

10分の充電で5時間再生してくれるという機能です。いわゆる急速充電機能です。ただし給電しながらの使用は不可とのことでした。

通話性能

ソニーが掲げている「マイク通話対応(スマホ/PC)」の該当商品です。そのため通話性能が優れていることが想定されます。音楽を聞いている際にiPhone にかかっていた電話にヘッドホンをつけたまま応対したりすることも可能です。また Zoom や Teams での使用も想定されています。マイク自体は全方位性のものなのでそこまでクオリティは高くないものではないかと思います。SONY は C-100 などマイクに関してはハイスペックなモデルを別売で展開していますので、マイクはあくまでおまけ程度のものという認識でいいかと思います。

装着感

問題ないレベルです。自分は普段ヘッドホンは使わずもっぱらイヤホン派ですし、ヘッドホンを使うとしても GRADO ( SR80e )を愛用していたりします。過去には HD25-1 II などを使っていましたがいずれも装着感は最悪です。そのためあまり説得力には欠けるかもしれませんが、それでも装着感に関しては20〜30分程度の使用では何も違和感などは感じませんでした。

発売日はいつか

9月4日発売予定です。

予約は可能か?

ソニーストア、 Amazon 、その他家電量販店で予約購入可能です。

CMは流れているのか?

2020年8月25日からアーティストの LiSA さんとコラボしたものが配信されたりしています。

下記動画は LiSA さんにへの WH-1000XM4 に関するインタビュー動画です。

最後に(参考にした動画)

以下2つの動画を参考にしてストアに足を運び実際に予約購入しました。

堀口さんの動画

eイヤホンさんの動画

9月4日以降、届き次第使い込んでその上でまたレビューを投稿します。