見出し画像

モダンのマーフォークのサイドボードガイドと戦い方

https://note.com/john_inu/n/nf334be1e3966

前回の記事に思った以上の反響がありました。
読んでいただきありがとうございます。
引き続き現在のトップtierのデッキの考え方や戦い方とサイドボードのガイドのようなものを順番に書いていこうと思います。

カウンターモンキー

ドラゴンの怒りの媒介者と帳簿裂きを中心に1マナの火力やドロー呪文を連打し諜報・謀議で手札を整え墓地を肥やして濁浪の執政を叩きつけてきます。
インスタントやソーサリーを多用するデッキですが基本的にダメージソースはクリーチャーだけで本体火力も稲妻くらいです。
こちらにはクリーチャーに触る手段がメインから多数取られているのでそれほど脅威ではありません。
虚空の杯のX=1で火力も後続のラガバンやドラゴンの怒りの媒介者をシャットアウトすることができます。
シヴィエルンの護法や綺羅の打ち消しも相手にとっては頭を抱えるレベルで、なんといっても島を使うデッキなので島渡りでブロックも許しません。
しかし島を使うラガバンの入ったデッキということでラガバンを放置すると相手の盤面にマーフォークデッキができてしまいます。ラガバンは積極的に相討ちでもいいので討ち取りに行きましょう。
相手がドラゴンの怒りの媒介者からスタートしたときはマーフォークのペテン師は下手に使わず昂揚して強制アタックになったところを瞬速からの能力を消しながらブロックで討ち取りたいです。
青2マナを立てるか薬瓶X=2があると相手が火力を構えながらの戦闘を考える必要があるのでそれだけで相手の選択肢を狭めることができます。

サイドアウト
激浪の形成師 2
広がりゆく海 3
否定の力 3
サイドイン
潮流の先駆け 2
緻密 1
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
虚空の杯 2
未認可霊柩車 2

虚空の杯を増やしクリーチャーに触れる潮流の先駆けと緻密を増やします。除去が火力によるピン除去なので綺羅を出すだけでこちらのクリーチャーが焼かれる心配はなくなります。
未認可霊柩車で昂揚を上手く潰していきましょう。
島があるデッキで大魔導師の魔除けを使うレベルで青が濃いデッキです。広がりゆく海は意味が薄いのでサイドアウトです。
否定の力も結局のところクリーチャー戦なので打ち消す先がドロースペルか火力になります。虚空の杯にシヴィエルンや綺羅がいるので火力も脅威ではありません。
1マナの激浪の形成師が残るのは1ターン目のラガバンと相討ちが取りたい程度なので相手の構築次第で対抗呪文にしてもいいですね。
場合によっては1~2ターン目のクリーチャー相手に緻密のピッチコストに充てて虚空の杯につなげましょう。

レンアンドオムナス

基本的に超ド不利です。
他のデッキには勝てるので当たらないように祈りましょう。
1ターン目に霊気の薬瓶スタートしても返しに虹色の終焉で割られるので霊気の薬瓶もキープ基準にはなりません。
2ターン目にレンと6番が出てきたときは否定の力で打ち消せないと広がりゆく海による土地攻めプランが瓦解します。銀エラの達人や激浪の形成師が1点火力で処理されるので本当に厄介なカードです。
そのへんをくぐりぬけても3ターン目のテフェリーが霊気の薬瓶や先行した2マナクリーチャーを戻していくので打点が足りなくなります。
4ターン目のオムナスは緻密で一旦お帰りいただくかしないとライフレースが崩壊します。残りライフ2まで詰めたのにゲームが終わったときには相手のライフが20点を超えていたなんてことはよくあります。
そしてそれらの脅威に加えいつどのタイミングでも孤独からの儚い存在でこちらの盤面が更地になる恐怖が控えています。
この戦いは相手がドブン回らないことを祈りながら綺羅やシヴィエルンを展開しこちらのクリーチャーを守りながら、要所要所でしっかり否定の力と緻密を握っているかの戦いになります。

サイドアウト
潮流の先駆け 2
広がりゆく海 1
虚空の杯 2
サイドイン
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
緻密 1
対抗呪文 3

潮流の先駆けは相手のクリーチャーが全て手札に戻してもおいしくないのでサイドアウトです。
1ターン目に置いた霊気の薬瓶が場に残っている前提で綺羅かシヴィエルンを出して打ち消しを構えるくらいしないと厳しい戦いになります。

祈りましょう。

どうしてもレンアンドオムナスに勝ちたいというのならメインに緻密4枚、大魔導師の魔除け4枚のように構築から見直す必要があります。

ハンマータイム

クリーチャーで攻撃しているというより昔の感染デッキのような実質コンボデッキのようなものなので立ち周りには注意が必要です。
こちらもメインからクリーチャーに触る手段や打ち消しが入っているのでお互いの錬度の差がそのまま結果に出ます。
ルールス禁止後は現実チップを採用したタッチ青が主流になっているので島を渡れることが増えました。しかしウルザの物語を割りたいので激浪の形成師や広がりゆく海はキープ基準の一つです。
虚空の杯は刺さるには刺さりますが石鍛冶の神秘家の能力ですりぬけて巨像の槌が出てくるので過信は禁物です。
この戦いは潮流の先駆けとマーフォークのペテン師でいかに上手く相手の攻撃を捌けるかにかかっています。
装備したクリーチャーによる単騎での攻撃になるのでシヴィエルンが破壊不能でひたすら受け止めている間に島渡りで通していく盤面を作っていきたいです。

先手
サイドアウト

激浪の形成師 4
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
緻密 1
サイドイン
潮流の先駆け 2
虚空の杯 2
否定の力 1
広がりゆく海 1
後手
サイドアウト

大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
緻密 1
虚空の杯 2
サイドイン
潮流の先駆け 2
否定の力 1
広がりゆく海 1

このマッチで綺羅は何もしないのでサイドアウトです。
潮流の先駆けを増やして戦闘を有利に進めましょう。
虚空の杯は確かに強いカードです。
しかしハンマータイムを相手にする場合、後手2ターン目に置いていたら手遅れの可能性もあります。どちらかと言えば相手のキープ基準であるウルザの物語を咎めて行く方が強いです。
土地を割りながらトークンを出させないハンマーもサーチさせないと考えると激浪の形成師をサイドアウトしてまで虚空の杯を採用することは正しいのでしょうか。
キープ基準を歪めて虚空の杯を求めた無駄なマリガンで手札を減らすことが本当に正しいのかどうかをよく考えています。
最近は先手でも上記の後手サイドで虚空の杯を使わないプランを試していますが普通に勝っています。
今のリストを知っている対戦相手だと虚空の杯を警戒して石鍛冶の神秘家がキープ基準になりテンポが遅れているという可能性も考えられるので相手とメタ次第で虚空の杯のサイドで行くことを考えてもいいでしょう。

不屈の独創力

4ターン目に突然現れる残虐の執政官。セラの使者が出てくると大田原を握っていないと詰みます。
しかしこちらもメインから否定の力が3枚と激浪の形成師4枚に広がりゆく海3枚という打ち消しと赤マナを3点を出させない、山をならばさせないという相手にとって一番嫌な動きができるので普通に有利に戦えます。
土地攻めが重要なマッチになるので2ターン目のレンと6番は打ち消せるなら打ち消したいですね。
白が入っている場合はテフェリーがいると打ち消せなくなるのでそこでカウンターを切るか返しに攻撃してテフェリーが落とせるかの見極めが必要です。
赤が1マナしか出なくてもトークンさえ出ていれば異形化から来る可能性もあるので注意して動きましょう。

サイドアウト
虚空の杯 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
潮流の先駆け 2
サイドイン
否定の力 1
対抗呪文 3
広がりゆく海 1

何もしない虚空の杯と稲妻程度しか入っていないので綺羅はサイドアウト。
潮流の先駆けも残虐の執政官を出させないことが前提なので必要ありません。出ちゃったらペテン師で捌いてる間に残りのライフを詰めましょう。
サイドインはわかりやすく打ち消しと土地攻めを全部入れるだけです。
蟹をだしたりプリズマリの命令のために島はあるのでカウンターを構えながら数体で島渡りでライフを詰めて行きましょう。

カスケードクラッシュ

3ターン目に突然現れるサイ2体。
打ち消しと虚空の杯がメインから入っていてマーフォークのペテン師や潮流の先駆けに大田原とクリーチャーに触る手段は多く入っているので有利に戦うことができます。
たとえ出てしまっても4/4が2体くらいならそのまますれ違いで殴りきりましょう。
デッキに入っている火力が砕骨の巨人、火/氷、死亡/退場、プリズマリの命令という2点火力と激情なので霊気の薬瓶からロードを出すことで除去をかわせることを考えてゲームを進めましょう。
サイをさばいたとしても厚かましい借り手でロードを手札に戻され打点を減らされたあと空からの3点クロックで負けることがあるのでサイをうけるとしてもライフの管理には気をつけたほうがいいです。
基本的にサイが出ない限りは線の細いデッキなので火力に気をつけていればそのまま勝てるマッチです。

サイドアウト
激浪の形成師 4
緻密 2
広がりゆく海 3
サイドイン
潮流の先駆け 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
否定の力 1
対抗呪文3
虚空の杯 2

島は出さなければいけないデッキなので激浪の形成師と広がりゆく海はサイドアウトです。緻密も激情くらいしか当てる先はありません。
サイが出てしまったときのために潮流の先駆けを増やします。
意外とピン除去が多いのと激情も入っているので綺羅がそれなりに強いマッチです。
あとは虚空の杯と打ち消しで衝撃の足音ににらみを利かせながら攻めて行きましょう。
サイド後は神秘の論争を構えながら動いてくるということ忘れずに。

バーン

2ターン目にゴブリンの先達が3体並んだりしなければ基本的に先手勝負になります。
初手のキープはしっかり考える必要があります。
クリーチャー戦は積極的に相討ちでも取りに行ってライフの管理をしながらの戦いになります。相手がどれだけ火力で焼いてくるかこちらがどれだけクリーチャーを並べることができるかというゲームです。
土地を2枚程度でキープするデッキであり赤マナと少しの白マナ以外のマナは何もしないので広がりゆく海がとても強いです。積極的に土地を攻めて行くと相手の手が止まります。

サイドアウト
否定の力 2
虚空の杯 2
サイドイン
潮流の先駆け 2
広がりゆく海 1
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1

否定の力でピッチで戦力を投げるくらいなら盤面に並べたいマッチなのでサイドアウトです。
虚空の杯も先手なら強いこともありますが、基本的に本体に飛んでくる火力は稲妻と溶岩の撃ち込み以外はボロスの魔除け、焼尽の猛火、裂け目の稲妻、批判家刺殺とX=1では止まらないので信用できません。
サイド後の粉々の的になり要らないダメージをうけることにもなります。薬瓶が出ていなければ粉々は死に札です。
土地を島に染めてしまえば虚空の杯よりも多くの呪文を咎めることができます。そしてキッカーで唱えた激浪の形成師相手になけなしの火力を使わせることができます。
サイドインは上記のとおり広がりゆく海と潮流の先駆けが次の1ターンを稼ぎつつゴブリンの先達と相討ちを取ってくれます。
綺羅はお好みですがキッカーした激浪の形成師に触れられなくなるという強い場面はあります。相手が割り切って盤面を無視して全ての火力を本体に打ちこんでくる裏目もあります。

死せる生

メインは否定の力と虚空の杯だけしか対応ができないので微不利です。
そして悲嘆でカウンターを抜いてきたり否定の力で虚空の杯を打ち消してきたりするので今の型では厳しい戦いが強いられます。
しかしこちらの展開力と打点に対応するために墓地に3枚程度しかいない状態で最速で続唱に入ることもよくあります。そこでしっかり打ち消せるか、こちらの手札に後続はしっかりとあるかでゲームが決まります。このマッチも通ってしまった死せる生に対してマーフォークのペテン師と潮流の先駆けが重要になってきます。

サイドアウト
激浪の形成師 4
緻密 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
広がりゆく海 3
サイドイン
潮流の先駆け 2
否定の力 1
虚空の杯 2
対抗呪文 3
未認可霊柩車 2

激浪の形成師や綺羅といったこのマッチで何もしないクリーチャーは全てサイドアウトします。緻密は自力で墓地に落ちることができますが秘宝の管理者の前では無力です。
広がりゆく海もモダンホライゾン2が出る前までは赤マナを潰しに行くという役割がありましたが今では青マナでサイクリングできるカードが多く採用されているのと断片なき工作員から続唱してくるのであまり意味がありません。
サイドインは通ってしまった死せる生のクリーチャーに対応できる潮流の先駆けと打ち消しと虚空の杯の追加に墓地対策の未認可霊柩車です。
サイド後は墓地対策と打ち消しと虚空の杯のうちのどれか2種類の2段構えにできるのが理想です。
未認可霊柩車はとても優秀でクリーチャーだけを追放し続けることができるのでこれだけでゲームが決まることもあります。
しかしサイド後は相手のデッキも基盤砕きに活性の力、厚かましい借り手などの置きものに触るカードと打ち消しに対する打ち消しで神秘の論争などを入れてくるので注意が必要です。
そしてデッキの中身がクリーチャーを減らして対策カード、相手もクリーチャーを減らして対策カードという状態になります。
場に出るクリーチャーが少ない、相手も墓地に落ちるクリーチャーが少なくお互いカウンターを構えながらターン終了時に薬瓶から展開するかサイクリングして様子を見るという読み合いになることも多く経験と腕の差が出ます。
対策カードをしっかり引けていれば勝てないマッチではありません。
微妙な手札でキープせずしっかりマリガンして対策カードを引きに行きましょう。

白青コントロール

怖いのは至高の評決と孤独と瞬速の動きや打ち消しを封じられる時を解す者テフェリーといったところです。思考の評決もシヴィエルンと変わり谷が残ってライフを詰めに行くことができるので基本的に有利に戦うことができます。3ターン目のテフェリーには否定の力か緻密をしっかり当てて行きましょう。
最近のリストでは虹色の終焉や孤独、放浪皇といった追放除去が多く入っているのシヴィエルンの破壊不能が無敵ではないので注意が必要です。
1ターン目の返しに虹色の終焉で霊気の薬瓶を追放されてゲームプランが崩れることもよくあります。
しかし青が入ったデッキなので激浪の形成師が初手に数枚あるだけで驚くほどのクロックになったり魂の洞窟で打ち消しが腐ったりとやはり基本的には有利なマッチです。

サイドアウト
潮流の先駆け 1
広がりゆく海 3
虚空の杯 2
サイドイン
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
緻密 1
否定の力 1
対抗呪文 3

戻すクリーチャーがいない潮流の先駆けは何もしないのでサイドアウトです。
広がりゆく海も島のあるデッキなので2マナで天界の列柱やストームジャイアントの聖堂に貼るくらいならクリーチャーを展開するか打ち消しを構えていたほうが強いです。
サイドインは打ち消しを全部入れます。
至高の評決をケアしながらシヴィエルンの破壊不能を維持できる程度に展開して打ち消しを構えながら攻め続けましょう。
綺羅はピン除去やテフェリーのバウンス等に対してとても強いです。
緻密もプレインズウォーカーや孤独など当てたい先がたくさんありとても強いです。

ヨーグモス医院

サーチ8枚体勢が打ち消しきれない、なんならヨーグモス素出しで来る、場に出てしまったヨーグモスに触る手段が少ないなどメインは微不利なマッチです。
しかしこちらも否定の力でサーチを打ち消したり広がりゆく海で緑マナを減らし召喚の調べを阻害する、ヨーグモスが出るまでに能力が起動できなくなるまでライフを詰めるなど勝てないというほどではありません。
サーチを一度打ち消してしまえば絡み根の霊と賛美によるミッドレンジプランの殴り合いになったりするのでその場合はむしろ有利にゲームが進みます。
マーフォークのペテン師で不死を消したりシヴィエルンの護法でクリーチャーを守るということ意識して動いていきましょう。

サイドアウト
虚空の杯 2
広がりゆく海 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
緻密 2
サイドイン
否定の力 1
対抗呪文 2
墓掘りの檻 2
未認可霊柩車 2

虚空の杯はたまにメインで先手2ターン目に置くと刺さりますが狼とマナクリーチャーしかいないのでサイドアウトです。
最低限島渡りさえ与えることさえできればいいのでクロックにもなる激浪の形成師を残して広がりゆく海を減らします。
綺羅はヨーグモス医院というデッキの除去が基本的に飢餓の潮流、グリストしかないので必要なマッチではありません。
緻密もこのマッチに限って言えば本来なら緻密を当てたかった対象がサーチから出てくることが多いので無駄になることがあり信用できません。
サイドインはカウンターと墓地対策を入れます。
8枚あるサーチを打ち消すか墓掘りの檻で出れなくする2段構えで動きましょう。
大祖始の遺産では不死誘発にスタックして墓地の1枚を追放させようとするとフェッチを切って逃げられることがありましたが未認可霊柩車は不死の誘発にスタックして対象をとって追放できるのでとても強いです。

グリクシスシャドウ

自分からライフを減らしてくれる、島がある、クリーチャーでの殴り合い、広がりゆく海で黒マナ赤マナが出なくなるといろいろ困る、虚空の杯で半分近くの呪文が咎められるデッキ構築。
有利です。
ただ手札破壊手札破壊除去除去ラガバンみたいな変な噛み合いで負けることもあります。
下手にライフを削り過ぎると死の影が大きくなってしまうので10点くらいまで行ったところで相手のライフを調整するのが腕の見せ所です。
マーフォークのペテン師と潮流の先駆けを上手く使い捌きながら最後に島渡りで残ったライフをいっきに詰めて行きましょう。

サイドアウト
激浪の形成師 4
否定の力 3
サイドイン
潮流の先駆け 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
虚空の杯 2
未認可霊柩車 2

激浪の形成師は虚空の杯に引っ掛かるのでサイドアウトです。
クリーチャーでの殴り合いになるこのマッチでは否定の力も表現の反復か除去を打ち消すくらいなので違うカードを入れたほうが強いです。
潮流の先駆けは殴り合いのダメージレースになるこのマッチでとても頼もしいのでサイド後は4枚態勢です。1ターン目に虚空の杯をすりぬけたドラゴンの怒りの媒介者やラガバンを手札に戻してしまいましょう。
ピン除去が多いデッキで土地もそこまで伸びないので2アクションが取りにくいので綺羅が除去を許さず完全に蓋をしてくれます。
そしてなんといっても虚空の杯。序盤のクリーチャーも手札破壊も稲妻も邪悪な熱気も許さずライフが減っても死の影は出て来れません。場に出てしまえば相手はコラガンの命令を引くようお祈りするしかありません。
墓地対策は未認可霊柩車。虚空の杯をX=1で置いても墓地対策の置きものを出せるってのはやっぱり強いですね。
昂揚を潰したりクロクサを追放したりもそうですがときにはこちらの墓地を追放し湖での水難を立ち消えさせるテクニックも覚えておきましょう。
こちらの墓地に落ちるカードはもともと少ないのでマーフォークが水難に遭うことはありません。

アミュレットタイタン

精力の護符からの最速で原始のタイタンを叩きつけられるとさすがに対処のしようがありません。しかし否定の力で初手の護符を打ち消したり、タイタンを緻密で戻したりと手が無いわけではありません。
最近のリストでは精力の護符が初手になくてもウルザの物語からサーチするつもりのキープで来ることもよくあります。
その場合は広がりゆく海で土地を割りながら精力の護符も許さないというこちらにとって有利な展開になります。
モダンホライゾン2発売前よりも相性は改善されているほうだと思います。
耕作する巨躯から来た場合はマーフォークのペテン師で止まるということは覚えておきましょう。

サイドアウト
海と空のシヴィエルン 3
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
虚空の杯 2
サイドイン
潮流の先駆け 2
緻密 1
否定の力 1
対抗呪文 2

このマッチでは原始のタイタンが出たら負けに近いので出るか出た返しのターンまでが勝負です。
シヴィエルンの破壊不能のブロックでも軽減できるのは微々たるものでヴァラクートの噴火からプレイヤーを守ってくれることもありません。
打ち消し切ってからの消耗戦になれば強いのですがその前に勝負を決めなければいけないのでサイドアウトです。
綺羅も同じような理由で手遅れなので抜きます。
虚空の杯は先手2ターン目にX=1で置いても樹上の草食獣と2枚目以降の精力の護符くらいしか咎めることができません。
あとは0で召喚師の契約が一応止まるのでメインで置くことがあるかもしれない程度に覚えておきましょう。
サイドインは出てしまったタイタンを戻すために潮流の先駆けと出そうなところを一旦待ってもらう緻密です。
否定の力は1ターン目の精力の護符を止めたいので増やします。
対抗呪文は相手の魂の洞窟で腐る可能性があるので注意して使いましょう。

ジャンド

昔ながら強力なグッドスタッフ。
クラシックジャンドかジャンドサーガで多少の戦い方や考え方が変わりますが今の環境と構成を見る限り概ね有利に戦えるでしょう。
どちらにしろ広がりゆく海による土地攻め戦術がとても刺さるデッキなので2ターン目のレンと6番を打ち消せるかどうかで勝敗が変わると言っても過言ではありません。
デッキ構成として簡単に言えば手札破壊と除去で盤面を作り強力なプレインズウォーカーで蓋をしてタルモゴイフで締める昔ながらの戦い方ではありますが採用されている呪文は大きく変わっています。
致命的なひと押しや稲妻は変わりませんが枚数が減り、除去が濁浪の執政や原始のタイタンなどを見据えて終止が入り、除去を兼ねたアドバンテージの獲得手段として土建組一家の魔除けが採用されています。
つまり昔のジャンドやグリクシスシャドウと違い虚空の杯のX=1が思った以上に刺さらなくなっています。
消耗戦になりますがシヴィエルンを守れば勝ちにつながります。

サイドアウト
虚空の杯 2
緻密 2
サイドイン
潮流の先駆け 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
否定の力 1

虚空の杯はサイドアウト。しかしドラゴンの怒りの媒介者や邪悪な熱気を使用する構築だなと思った場合は逆にサイド後4枚態勢です。
メイン戦で対戦相手のデッキ構築をしっかり見極めましょう。
手札破壊が多いデッキでピッチスペルはこちらのリソースが尽きてしまうためあまり信用できません。
緻密を減らし、否定の力を増やすことよってプレインズウォーカーをしっかりと打ち消しリソースに差をつけましょう。
クリーチャーでのなぐりあいなのでやはり潮流の先駆けは強いです。
昔からピン除去が多いデッキなので綺羅は入れ得です。
墓地対策はタルモゴイフ程度にしかささらないのでそこはマーフォークのペテン師が討ち取ってくれるので必要ありません。
しかし上記のドラゴンの怒りの媒介者や邪悪な熱気を見るようであれば虚空の杯とともに未認可霊柩車を使いましょう。

トロン

緑だろうがエルドラージだろうが青だろうが基本的にド有利です。
メインから激浪の形成師4枚と広がりゆく海3枚でトロンが揃うことはありません。
否定の力で忘却石やプレインズウォーカーは打ち消しますし、苦し紛れに出したワームとぐろエンジンや歩行バリスタなんかは緻密でトップにお帰りいただきます。
連続でこちらの大事故に相手のドブン回りが噛み合わないかぎり1ゲームを落としてもマッチを落とすことはありません。
メインで虚空の杯が初手にあった場合はX=1で置いておくと2種類のキャントリップ兼マナフィルター8枚と古き者の活性、探検の地図が止まります。
忘却石が通った時は1度くらい流されてもシヴィエルンや変わり谷でそのまま殴りきれます。忘却石が破壊するのは土地でないパーマネントなので変わり谷が破壊されないことは覚えておきましょう。
精霊龍、ウギンが通ってしまったときはほぼほぼ詰みなのでさっさと次に行きましょう。

サイドアウト
潮流の先駆け 2
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1
虚空の杯 2
サイドイン
否定の力 1
対抗呪文 2
広がりゆく海 1
緻密 1

潮流の先駆けも綺羅も何もしないのでサイドアウト。
四肢切断で4点払ってロードを除去しに来るなら打点としてとくにかわっていないので何の問題もありません。
虚空の杯は普通の打ち消しに換えてビッグアクションを打ち消しましょう。
サイドインは打ち消しと緻密と広がりゆく海でメインの戦術をさらに強化します。
打ち消しを使うところは忘却石とプレインズウォーカーとクリーチャーの各種フィニッシャー。土地サーチの呪文はスルーしてその後のビッグアクションをしっかり打ち消せば勝てます。サーチさせても広がりゆく海と激浪の形成師でトロンが揃うことはないので心配する必要はありません。
霊気の薬瓶から最速でクリーチャーが並んだときには忘却石すらスルーして起動するための5マナが出るようになる前に殴りきることも可能です。

マーフォーク

ミラーマッチは先手勝負です。
マーフォークのペテン師と潮流の先駆けを上手く使うことによって先手後手をひっくりかえせることもあります。
立っている2枚の土地やカウンターが2個載ってる霊気の薬瓶で激しい心理戦が繰り広げられます。
アトランティスの王はお互いのマーフォークが修正と島渡りを得るので出すときは倒しきれると確信したときだけです。自分のターンに出してしまうと打点の関係上相手のほうが大きな恩恵を受けることになります。
ミラーマッチだとわかった場合否定の力は容赦なく初手の霊気の薬瓶に切りましょう。広がりゆく海などはピッチコストとして投げてしまって構いません。
可能ならば島ではない青マナが出る土地を出すように気をつけると相手は島を渡れずこちらだけ一方的に攻撃できたりします。

サイドアウト
否定の力 2
虚空の杯 2
サイドイン
潮流の先駆け 2
緻密 1
大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 1

ミラーマッチは想定していないので抜くものが多い割に入れるモノが全然ありません。否定の力を残してもピッチコストに充てる1枚が惜しい試合になる上に打ち消したいものが1ターン目の霊気の薬瓶しかないので広がりゆく海を残せばいいのかなという感じです。相手の変わり谷を潰すことができますがお互い単色なのに色事故の可能性のあるデッキなのでその広がりゆく海から青の2マナ目が確保させてしまい相手のアシストになる可能性だけは考えておきましょう。
相手が楽園の拡散を使うシミックマーフォークだった場合は否定の力全抜きで広がりゆく海を足して森を島に染めて行きましょう。
集合した中隊がありますが否定の力を警戒してこちらのターンエンドにしか使って来ないのでやはり打ち消しは全部サイドアウトでいいと思います。
サイドインは相手のロードを戻せる潮流の先駆けと緻密です。
綺羅は相手のペテン師や先駆けの能力を打ち消してくれるので思った以上に勝利に貢献してくれることでしょう。
アトランティスの王は初手に数枚あるとマリガンですが抜いたところで入れるものも無いし最後に押し込むための貴重な打点でもあるのでそのまま残しです。

まとめ

以上、7月現在でのトップtierとの戦い方とサイドボードガイドでした。
この記事が皆様のマーフォークデッキの勝利につながれば幸いです。
Let's enjoy Merfolk !!

ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?