「カカシの魔道書」あらすじ

 とある王国に、竜の翼を持つ英雄がいた。
 クラウスという名のその英雄は、一人の子供を監視する役目を与えられる。子供の名はアニー。天才と謳われた魔導師の弟子だ。
 アニーは牢屋の中にある書斎に閉じ込められている。魔道書を作る技術を受け継いでいるが、日を跨いで執筆することを許されていない。強大な魔道書をアニーに作らせないためである。
 クラウスは出世のため、アニーの監視を続けた。
 しかし、アニーの処刑が決まった日、クラウスはアニーを救うべく剣を取る。だが、彼はアニーについていこうとはしなかった。
 その中途半端な覚悟を咎めるようにアニーの計画が発動し、クラウスは国を滅ぼす魔道書となってしまう。

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