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【デュエプレ】ランクマにおけるトスの意義

みなさんこんにちは。じょんです。

みなさんの中で、ランクマのプラチナ帯でマスター帯(レジェンド帯を含む)の人と(またはその逆)当たったことはあるでしょうか?

その際、誰もが思い浮かべる言葉として挙げられるのが「トス」だと思います。

「トス」とは対戦開始直後にリタイアを押すことで自ら敗北を選ぶ行為を指します。

通常はされないこの行為が何故されるのか、疑問に思ってる方も少なくはないと思いますので、以下にてその行為の理由について記していきます。


0.プラチナ帯の星変動とマスター帯のレート変動

「トス」の意義を理解するには、まず初めにこれらをよく知る必要があります。

・プラチナ帯の星変動

プラチナ帯においては、プラチナ5-1から星を25個集めてプラチナ1-5を突破してマスターに到達することが主な目標となっています。

この星は原則勝つと1つ増え、負けると1つ減るようになっています(プラチナ5-1からは減りません)。

さらに、3連勝以上では勝つと星が2つ増えるようになるので、14連勝すれば一気に駆け抜けることも可能です。

ここで重要なのは、プラチナ帯ではどの対面とマッチングしても勝てば星が増え負ければ星が減ることです。

プラチナ帯では、マスター帯やジャンプアップのかかったゴールド帯ともマッチングすることがあります。

このどの対面であっても星が変動するのがプラチナ帯の特徴と言えます。

・マスター帯のレート変動

マスター帯においては、レート1500からレートを少しずつ集めていきレジェンドに到達することが主な目標となっています。

このレートの変動についてはオレンジさんのnoteに詳細に記載されているので是非読んでいただきたいですが、簡単に言えば相手とのレート差に応じて獲得できるレートが変化するようになっています。

逆に言うと相手にレートがない状態、つまりはまだマスター帯に到達していないプラチナ帯やジャンプアップのかかったゴールド帯とマッチングした場合には、勝っても負けてもレートを獲得することができません。

マスター帯のレートが変動するのはマスター帯とマッチングした時のみということですね。


1.「トス」の意義

上記を踏まえたうえで、ランクマでプラチナ帯とマスター帯がマッチングしたときのことを考えてみましょう。

プラチナ帯のプレイヤーにとって、どの対面であろうと星が変動する以上は戦って勝ちたいという気持ちがあります。

一方のマスター帯のプレイヤーにとって、相手に勝とうと負けようとレートは変わらないのでその点では勝敗はどうでもいいという気持ちがあります。

このことから導き出されるこのマッチングにおける最適解は、「試合開始直後にマスター帯側のプレイヤーがリタイアをする」=「トス」することだと言えますね。

こうして、デュエプレのランクマにおける「トス」文化が生まれているわけです。


2.マスター帯側の事情

一見Win-Winのように見えるこの「トス」ですが、マスター帯側のプレイヤーの様々な事情からそれが行われないケースが度々見受けられます。


・単にレート変動が起こらないことを知らなかった

初めてマスター到達してからまだ日が浅い方だと、このこと自体を知らないケースがありますね。

・連勝を途切れさせたくなかった

デュエプレでは5連勝、10連勝、15連勝、20連勝をすると称号を獲得することができます。

特に15連勝と20連勝は達成難易度が高く、なかなか挑戦する機会もないので、連勝している時にプラチナ帯に当たってもトスせずに続けることが多いです。

・流れを切りたくなかった

これは経験談というかオカルト的な話になってしまいますが、ランクマにはいわゆる流れというものがあり、有利対面に多く当たったり不利対面と当たってもしっかり勝ち越せるタイミングがあります。

この流れに乗っているときに「トス」を行ってしまうと集中が途切れてしまったり緊張感が薄れてしまったりするため、マスター帯とマッチングしたときと同様に対戦を続行することがあります。

・戦績に載っている勝率を下げたくなかった

ランクマにおける勝率は、プロフィール画面の戦績から確認することができます。

人によってはこの勝率を高く維持することがモチベーションや誇りになっていることもあり、相手がプラチナであってもリタイアはしないでしょう。

・マスター帯に上がってくる人数を増やしたくなかった

これはあまりいないというか正直微々たる差でしかありませんが、マスター帯での競争相手の数を少しでも減らしたいという考え方ですね。

月初のレジェタッチを目指している方の中には、自分のランキング入りの可能性を少しでも高めるために「トス」をしない方もいるとかいないとか。

・レートが減るリスクがないので実践練習の場として活用したかった

先述したとおり、プラチナ帯やゴールド帯とのマッチングでは、マスター帯側のプレイヤーにはなんのリスクもありません。

気軽にルムマができない人からするとリスクのない対人戦というのは滅多にない機会であり、普段臆してできないプレイや一歩踏み込んだプレイを試したくなるものです。


3.「トス」しないことへの批判について

これは私がこのnoteを書こうと思った大きな理由になりますが、「トス」をしなかったプレイヤーを批判することは大変全くもって馬鹿げている行為であると私は考えています。

twitterやYouTube配信のコメント欄などの多くの人の目に触れる場所で、「マスター帯の人がトスしてくれなかったせいでマスターに上がれなかったクソが」とか「なんでトスしないんだよなんのメリットもないだろふざけんな」のような呟きを目にすることがたまにあります。

しかしながら、ご紹介したようにマスター帯側のプレイヤーにも様々な事情があり、決して悪意があって「トス」をしない訳ではないのです。

仮に悪意があって「トス」をしないにしても、それはプラチナ帯と当たったときと同様勝利すればいいだけの話です。

対戦することが醍醐味であるランクマにおいて「トス」は決して定着するべきルールではないし、なんならマナーですらもないと思います。

あるべきスタンスとしては、「マスター帯側がトスしてくれたら本当にありがたい、トスしてくれなくてもそれは当たり前だししょうがない」ではないでしょうか?

強いて文句を言うとするならば、それはプラチナ帯とマスター帯がマッチングするその仕様自体に問題があると思うので、それをプレイヤーにではなく運営に提言するべきです。


4.最後に

繰り返すようですが、これはあくまで私個人の意見となります。

ただ、何度も繰り返しこの話題で荒れる光景に嫌気がさしたので、このnoteを執筆させていただきました。

私もプラチナ帯で苦戦してるときにマスター帯とマッチングすると「お願いトスして頼むなんでもするから」と相手に懇願しますし、トスしてくれなかったときは「くぅー、トスしてくれないかー」とかなり悔しがります笑

しかし、それで相手を批判してしまうのはあまりにも悲しいことです。

悪いのは人ではなく、その仕様にあると思います。

このnoteを読んでくださったみなさんが、より楽しく、不快な思いをせずプレイする助けになれたのであれば幸いです。

それでは。

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