僕はなぜイタリアに戻ってきたのか
引き寄せられるようにイタリアに来て、もうすぐ一年と半年が経つ。
当初やりたいと思っていたことの大凡はすでに達成されて、この先もイタリアに残るのか、残るならどんな生き方をしていくのかを嫌でも考えざるを得ない。
昨年末から生活環境に変化があり、細々と続けていた「イタリア滞在記」の更新が止まって早数ヶ月。未だに2023年6月で停滞している滞在記を書き続ける気にどうしてもならない。しかし、僕はそもそも何を書きたかったのか。
「今後のためになるかな」と軽い気持ちで書き始めた滞在記はなかなか悪くない出来だし、イタリアへ渡りたいと思う人々に対してあのような雑多な無駄な情報こそが最も有意義であると考える方針自体に疑問こそないものの、当人に書く気が失せてきたのだからどうしようもない。とすれば何を書くか。
書きたいことはある。記憶に残っている出来事もある。それらは一個の事象というよりも、言葉もわからず異国に飛び込んで手探りでなんとなく肌で感じて理解してきたこと。イタリアとはこういう国だと僕自身が感じた散文的なこと。
イタリアの生活がほんの少し気になる人に向けた、エッセィ調の本のようなものを目指して、まずは目次を書いてみる。気が進んだら本編をちょっとずつ書いてみる。
山小屋での仕事
Stufaと料理、薪
Alpeggio
ワイン農家と飲食店
トスカーナのオリーブ農園
GiavenoとMattias
山、星々、雨と風、山の水、雪、竹
料理、ハーブ、お花
食事と会話
文字と音声メッセージ
イタリアでの交通事情
仕事をしないイタリア人、仕事に励むイタリア人
平日ランチ
犬、猫、羊、やぎ、牛
サグラ、Barberaのお祭り
Barbaresco
長距離電車の常連たち
日本食
記憶に残るカンティーナたち
Osteria Francescana
Wwoof体験(Reis Cibo libero della montagna/Anna e Vittorio/Le Alegla/Prestello)
試飲会、キャンティ、ナチュラルワイン、AAA
イタリアでの仕事、情報の探し方
フリウリ
Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!