ドロップハンドルに乗った女の子

夕方、母が遺したミニサイクルに乗って食料の買い出しに出かける。信号待ちしてると、向かいの歩道をドロップハンドルのスポーツタイプの自転車に、ヘルメットを被って走る女の子を見かけた。年齢は小学3年か4年生くらいではないかと思う。

後ろには父親らしい男性が、電動アシスト自転車に乗って付いてきていた。

親が自転車好きで、その後を追うようについて行く子は、時々見かける。でも彼女は、自分自身、自転車に乗ることを楽しんでいるように見えた。少し上りになっている歩道を、自分の脚力に合わせたギアにセットして、軽々と早いペダル回しが楽しそう。姿勢も、一端のロードレーサーなみに傾けている。

信号が青になり、僕も向かいの歩道を、目的地が同じ方向なので追いかけた。そしてなんとか次の信号で追いついたものの、また赤信号。

彼女は先に横断歩道を渡って右を向き、信号は青なので、そのまま、まだまだ続く上り坂をいとも軽々と上って、父親とともに消えて行った。

最近は、高校生ですら、多くが電動アシストに乗って楽を求める傾向があるのに、この女の子は、スポーツ車に乗る楽しみを知っているようで、同じく自転車好きのオジサンは、いたく感動してしまった😅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?